Thursday, July 24, 2008

新刊『軍隊のない国家』




前田 朗『軍隊のない国家――27の国々と人びと』


日本評論社


http://www.nippyo.co.jp/


四六判、予価格1,995



想像してください。


憲法第9条が世界を変えることを


27の軍隊のない国家を訪れた異色の旅行記



序章


第一章 隣国には軍隊がない  ミクロネシア


第二章 非核の南太平洋を   ポリネシア


第三章 戦争の記憶をめぐって   メラネシア


第四章 軍隊のないイスラム国  インド洋


第五章 大国の狭間で生きる   ヨーロッパ


第六章 自由と独立を求めて  中米・カリブ海


終章



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はじめに――軍隊のない世界へようこそ



序章 なぜ軍隊のない国家か



第一章 隣国には軍隊がない  ミクロネシア


1 史上初の非核憲法 ミクロネシア連邦


2 親日で知られるパラオ パラオ共和国


3 ビキニ水爆実験の島 マーシャル諸島共和国


4 リン鉱石の島 ナウル


5 最初に夜が明ける国 キリバス共和国



第二章 非核の南太平洋を ポリネシア


6 非核条約をつくる クック諸島


7 太平洋の岩 ニウエ


8 伝統と豊かな自然 サモア独立国


9 国が海に沈んでいく トゥヴァル



第三章 戦争の記憶をめぐって メラネシア


10 日本兵餓死の島 ソロモン諸島共和国


11 女性がつくった憲法 ヴァヌアツ共和国



第四章 軍隊のない」イスラム国  インド洋


12 豊かな虹の国 モーリシャス共和国


13 100%イスラム教 モルディヴ共和国



第五章 大国の狭間で生きる  ヨーロッパ


14 700年の平和の旅 アンドラ公国


15 城塞に囲まれた共和国 サンマリノ


16 煌く都市国家 モナコ公国


17 欧州統合の牽引車 ルクセンブルク公国


18 君主が軍隊を廃止 リヒテンシュタイン侯国


19 世界最小の教皇国家 ヴァチカン市国


20 白夜の国から米軍撤退 アイスランド共和国



第六章 自由と独立を求めて 中米・カリブ海


21 ハミングバードの聖地 ドミニカ国


22 二つの革命の記憶 グレナダ


23 奴隷解放の闘い セントルシア


24 希望としての光の季節 セントヴィンセント・グレナディンズ


25 分離独立運動に揺れる セントクリストファ・ネヴィス


26 運河に翻弄された国 パナマ共和国


27 軍隊を捨てた国 コスタリカ



終章 憲法第九条を活用するために

Monday, July 21, 2008

地下壕・強制連行(3)多摩火工廠




















多摩火工廠は日本軍の火薬製造工場跡地である。戦後、米軍基地となったが、長い間、レクリエーション施設であった。ゴルフ場やバーベキュー・コーナーなどがある。おかげで昔の施設や自然がかなり残っている。ふだんは入ることができないが、時々公開され、見学できる。


火薬工場は、完全な地下ではなく、半分地下になっていることが多い。爆発事件が起きると、周囲に多大な影響を与えるから、半地下式にして被害を最小限にしようとしたのだろう。トンネルや焼却炉も残っている。

Sunday, July 13, 2008

似顔絵 by あきもとゆみこ



『まんが無防備マンが行く』のあきもとゆみこさんが、出版記念で私の似顔絵を描いてくれました。

Saturday, July 05, 2008

女性国際戦犯法廷のはじまりのはじまり





















1998年4月9日、ジュネーヴ(スイス)のパレ・デ・ナシオン(国連欧州本部)で開かれていた国連人権委員会の際に、ラディカ・クマラスワミ「女性に対する暴力特別報告者」を迎えて女性フォーラムが開催された。






  主催者の一人(故)松井やよりは、日本政府が日本軍性奴隷制についての責任逃れを続け、「アジア女性基金(国民基金)」というごまかしの策を弄しているため、クマラスワミ勧告の「責任者処罰」を日本政府に期待することはできないから、もはや民衆法廷を開くしかない、と発言した。






  韓国挺身隊問題対策協議会のシン・ヘイスーは、日本からの民衆法廷提案を歓迎する、韓国側も全面協力する、と述べた。マラヤ・ロラズのインダイ・サホールも、ぜひやりましょう、と述べた。






  帰国した松井は日本の女性たちと相談の上、5月、ソウルにおけるアジア連帯会議で民衆法廷を提案し、6月には、東京でVAWW NETジャパンを発足させた。







  写真は4月9日の女性フォーラムの様子。当日、会場設営・受付係の前田が撮影した5枚で、3枚目はやや遅れた松井がはいってきたところ。