Thursday, May 06, 2021

スガ疫病神首相語録32 決断と無常

5月6日、スガは新型コロナ禍の緊急事態宣言延長の方向性を明らかにした。厚労相は宣言解除はできず、延長が必要としたのに対して、閣内では経済情勢悪化を理由に宣言解除を求める声も出たという。最終的にスガの判断で決着することにした。責任から逃げることなく、自らの判断を適時に示すスガは、決断する首相である。

感染防止対策のため人の流れを止める秘策はGOTOトラブルであったが、それがうまくいかなかったので2度目の宣言となった。年明け以後は、人の流れを止めるために東京五輪の聖火リレーを各地に走らせ、札幌ではマラソンテスト大会を強行した。ゴールデンウィークの観光地はかなりの賑わいとなった。スガは記者会見で「人の流れが減ったのは事実ではないでしょうか」と他人事で語った。これでいいのだ。どうせ感染は止められない。止めるつもりもない。

必要なことは、大事な時に決断する首相イメージを演出することだけである。「やってる感」ではユリコに勝てないので、「やってない感があっても要所要所できちんと決断してる感」を出すことに腐心しているところである。

 

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ゆくコロナの流れは絶えずして、しかも、もとのコロナにあらず。各地に浮かぶ変異型は、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。

世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。たまげた都のうちに、棟を並べ、甍を争へる。高き、卑しき人のいのちは、世々を経て尽きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありしいのちはまれなり。或は、去年入院して今年退院せり。或は、一家滅びて空き家となる。

住む人も、これに同じ。所もかはりて、渋谷梅田には人も多かれど、いにしへ見し人は、二三十人が中に、わずかに一人二人なり。朝に死し、夕にも死するならひ、ただコロナの型にぞ似たりける。

知らず、型を変えるコロナ、いづかたより来りて、いづかたへか去る。また知らず、仮の宿り、誰がためにか心を悩まし、何によりてか、目を喜ばしむる。人とコロナと、無常を争ふさま、いはば朝顔の露に異ならず。或は、人死してコロナ残れり。残るといへども、朝日に枯れぬ。或は、コロナはしぼみて人なほ消えず。消えずといへども、夕べを待つことなし。