人種差別撤廃委員会第80会期に提出されたメキシコ政府報告書(CERD/C/MEX/16-17. 7 December 2010)によると、2002年11月26日、差別予防撤廃法草案が作成され、2003年6月11日に採択された。法律に基づいて、2004年3月27日、差別予防国家委員会が設置された。差別予防撤廃法は29項目に及ぶ差別を列挙して、禁止している。次の行為も犯罪とされている。
15.4条によって規定された状況で、メディアにおけるメッセージや映像を通じて、攻撃し、嘲笑し、暴力を促進すること。
16.表現の自由を制限し、思想や宗教に関する良心を妨げること。
27.憎悪、暴力、侮辱、嘲笑、名誉棄損、中傷、迫害、排除を煽動すること。
28.個人の身体上の外観、衣装、会話、ジェスチャー、性的志向の公表を理由として心身の虐待を行うこと。
29.一般に、条約4条のもとで差別的と考えられる行動。