平和力フォーラム 前田朗Blog

Saturday, May 23, 2015

シャルリ・エブド事件は考え抜かれたか

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特集「シャルリ・エブド襲撃/イスラム国人質事件の衝撃」『現代思想』3月臨時増刊号(2015年) 事件をめぐってTV、新聞、雑誌の特集がいくつも見られたが、テロだと叫んで思考停止するものや、テロを非難するあまり人種差別や宗教差別を容認するものもあった。歴史的構造的に形成された...

ウォルドロン『ヘイト・スピーチという危害』(6)

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第六章「C・エドウィン・ベイカーと自律の議論において、ウォルドロンはまず衡量アプローチを説明する。「言論の自由の重要性を強調するものの、しかしこれらの事例では、言論の自由が引き起こすかもしれない危害に関連するその他の考慮すべき事柄のほうが、その重要性を上回ることを認める」。続い...
Wednesday, May 20, 2015

ヘイト・スピーチ研究文献(20)「表現の自由の優越的地位」論批判

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前田朗「自治体は人種差別を非難し、人種差別撤廃政策をとるべき」『部落解放』710号(2015年6月号) 大阪市審議会のヘイト・スピーチ対策答申の評価。特に「公共団体の施設等の利用制限」について論じた。その際、憲法学における「表現の自由の優越的地位」論を批判した。日本国憲法...
Monday, May 18, 2015

ウォルドロン『ヘイト・スピーチという危害』(5)

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第五章「尊厳の保護か、不快感からの保護か」は、第四章「憎悪の外見」とともに本書の中心部分である。表題の通り、ヘイト・スピーチを規制するのは、不快な思いをさせられるからではなく、人の尊厳を傷つけるからであり、両者の間に区別をすることができることを課題とする。 「私は本書で何度...
Wednesday, May 13, 2015

ヘイト・スピーチ研究文献(19)パリと東京の間で

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鵜飼哲「パリ、<一月の惨劇>の後で」『市民の意見』148号(2015年) 1月のパリの事件直後に、パリ在住だった著者が書いた文章。やはり、必読だ。著者はその他にも現地情報に基づいて、重要な意見を公表している。
Friday, May 08, 2015

ウォルドロン『ヘイト・スピーチという危害』(4)

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第四章「憎悪の外見」で、ウォルドロンは「ヘイト・スピーチがもたらす社会的害悪と、それを抑制しようとする立法の実質的な目的」について論じる。ヘイト・スピーチを禁止する実質的目的、保護法益の議論である。その際、ウォルドロンは、ジョン・ロールズの「秩序ある社会」という概念を活用する。...
Wednesday, May 06, 2015

軍事性暴力の本質を考える

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藤目ゆき『「慰安婦」問題の本質』(白澤社、2015年) 日本軍性奴隷制・「慰安婦」問題に20年余り取り組んできた著者の論文集。 http://d.hatena.ne.jp/hakutakusha/20150223/1424679114 序 章 「慰安婦」問題の解決を...
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