Saturday, February 14, 2026

「新しい戦前にさせない」連続シンポジウム第18回

「新しい戦前にさせない」連続シンポジウム第18

いま、危ない政治に立ち向かう!

高市内閣は統一教会内閣だ!

高市首相の「台湾有事発言」は謝罪と撤回を!!

 

 韓国の統一教会本部への捜査で押収された文書に、2021年の自民党総裁選で「高市氏が総裁になることが天の最大の願い」と記され、高市氏の名前が32回も登場していました。韓国ではクーデターを企んだ前大統領を裁判にかけ、資金提供をした統一教会を厳しく追及しています。

 しかし日本ではどうでしょう。高市首相は「知らぬ存ぜぬ」の態度。統一教会と最も親密な、自民党・萩生田光一・衆議院議員は台湾訪問(自民党八王子市議会議員全員11名を引き連れて)で中国を挑発。

 一方、高市「台湾有事発言」は撤回するどころか、対中「敵基地攻撃能力」のために巨額の税金をつぎこみ、「非核三原則」まで見なおそうとしています。統一教会という危険な勢力の「最大の願い」を実現させてはなりません。

 一体、高市内閣は何を企んでいるのか、統一教会と長年たたかってきた中村敦夫さん(名著「ねらわれた羊」の著者)、アジアと世界の平和実現のために日本・中国・米国の関係を問うて、全国で講演活動を展開されてきた羽場久美子さんをお招きし、話し合いましょう。

 

日時  226日(木)1830分~(開場は1800分)

場所  文京区民センター3A会議室

資料代 1000

主催  共同テーブル

 

申込先 多くの参加者が見込まれます。定員(250名)になり次第、申し込みを締め切りますので、大変恐縮ですが、大至急、下記のメールアドレスまで、出席申込(氏名・電話番号・居住都県名 記入)をお願いいたします。

E-mail: e43k12y@yahoo.co.jp

プログラム

総合司会:杉浦ひとみ(弁護士、共同テーブル発起人)

挨拶 佐高信(評論家)

第1部 記念講演

●統一教会と闘って 

中村敦夫(ジャーナリスト、元参議院議員、名著「狙われた羊」著者)

●高市発言と国際的影響

羽場久美子(青山学院大学名誉教授)

第2部 シンポジウム

コーディネーター 佐高信

パネラー     中村敦夫、羽場久美子

●登壇者と会場からの意見交換も。

閉会挨拶

共同テーブル連絡先:

藤田高景 090-8808-5000/石河康国 090-6044-5729

★ライブ配信 https://www.youtube.com/live/MwnW63TwhLM

奴隷条約100周年(01)

奴隷条約100周年(01)

 

1 はじめに

 

今年は奴隷条約100周年だ。1926925日に実現した奴隷条約のことだ。

19世紀から20世紀にかけて世界各地で特定の地域に関わる奴隷解放や奴隷制廃止の条約が締結されたが、より一般的に世界を射程に入れて奴隷廃止をめざした最初の条約が1926年の奴隷条約だ。

国際人権法では、1948年の世界人権宣言が画期を成し、1966年の2つの国際人権規約、そして数多くの人権条約が制定され、国連人権機関、条約人権委員会、地域別の人権裁判所などによって一つの国際人権法の枠組みが形成されているが、国際人権法の歴史年表には、通常、世界人権宣言よりも古い、1926年の奴隷条約が掲げられる。つまり、最初の人権条約でもある。

ヒューライツ大阪の「主要な国際人権条約と批准状況の一覧」参照。

https://www.hurights.or.jp/archives/treaty/un-treaty-list.html

 

2 奴隷条約への関心

 

1990年代以来、日本軍「慰安婦」問題に関連して、奴隷条約について何度か文章を書いた。初期に書いたのは次の文章だ。

*前田朗「性奴隷制とは何か――人権委員会における「慰安婦」」荒井信一・西野瑠美子・前田朗編『従軍慰安婦と歴史認識』(新興出版社、1997年)

この文章では、奴隷条約、クマラスワミ報告書、チャベス報告書などをもとに論じた。国連人権委員会の現代奴隷制に関する議論も紹介した。

当時、アメリカにおける黒人奴隷制の研究や、奴隷廃止の歴史過程の研究はあったが、奴隷条約そのものの研究や現代奴隷制に関する研究は見当たらなかった。

「慰安婦」問題について、日本では、奴隷条約や強制労働条約を無視して、身勝手な「強制連行」概念をもとに意味不明の議論をしていた。最低限、国際法における奴隷概念を紹介したが、「強制連行論争」は常識外れの展開をすることになった。

そこで奴隷条約の制定過程を知りたくなり、ジュネーヴのパレ・デ・ナシオン(国連欧州本部)の図書室に行った。ここには、国際連合及び国際法の文献とは別に、国際連盟時代の資料を収めた図書室がある。

1997年か98年の夏だったと思うが、国際連盟資料図書室に行って、奴隷条約関連資料を見せてもらった。奴隷条約制定当時の資料が40箱くらいのケースに収められている。1つのケースは、縦40センチ横40センチ厚さ20センチくらいだったろうか。

ケース第1番を開くと、中には奴隷条約の議論を始めた時期の資料が数十枚入っていた。タイプ打ちのものもあれば、手書きの手稿もある。手書きのものは達筆なのでほとんど読めない。23時間、悪戦苦闘しているうちに少しは判読できるようになったが、筆跡が異なり、数人の手稿が混在しているので、とても大変だった。

しかも、フランス語が多い、英語のメモもあるが、フランス語が多い。何語かわからないものもあった。タイプのものは読めるが、手稿のものは判読に苦労するうえ、フランス語なので、断念せざるを得なかった。

たぶん、フランス語のできる人なら、ジュネーヴに長期滞在して12年頑張れば、40箱のケースを解読することができるだろう。私には到底不可能だ。

その後も、制定過程資料を駆使した奴隷条約に関する論文は出ていないと思う。誰かチャレンジしてくれると良いのだが。

奴隷条約制定過程の研究が必要なのは、それ以前は奴隷の定義に所有権概念を用いていなかったのに、奴隷条約以後は所有権概念を採用したからだ。

 

3 奴隷制と奴隷取引の禁止

 

奴隷禁止の重要条文を確認しておこう。

1.       奴隷条約第1条 本条約の目的にとって、以下の定義が合意される。

(1)奴隷制とは、その者に対して所有権に伴う一部又は全部の権利能力が行使される個人の地位又は状態をいう。

(2)奴隷取引には、その者を奴隷化する意図を持って捕獲、取得又は処分するすべての行為、奴隷を売却又は交換する目的で奴隷を取得するすべての行為、売却又は交換する目的で取得した奴隷を売却又は交換により処分するすべての行為、および一般に、奴隷の取引又は輸送のあらゆる行為、が含まれる。

世界人権宣言第4

何人も、奴隷にされ、又は苦役に服することはない。奴隷制度及び奴隷売買は、いかなる形においても禁止する。

極東国際軍事裁判所条例(東京裁判条例)

第5条 人並ニ犯罪ニ関スル管轄

本裁判所ハ、平和ニ対スル罪ヲ包含セル犯罪ニ付個人トシテ又ハ団体員トシテ訴追セラレタル極東戦争犯罪人ヲ審理シ処罰スルノ権限ヲ有ス。

(ハ)人道ニ対スル罪 即チ、戦前又ハ戦時中為サレタル殺人、殲滅、奴隷的虐使、追放、其ノ他ノ非人道的行為、若ハ犯行地ノ国内法違反タルト否トヲ問ハズ、本裁判所ノ管轄ニ属スル犯罪ノ遂行トシテ又ハ之ニ関連シテ為サレタル政治的又ハ人種的理由ニ基ク迫害行為。

国際刑事裁判所規程

7条 人道に対する犯罪

1項 この規程の適用上、「人道に対する犯罪」とは、文民たる住民に対する攻撃であって広範又は組織的なものの一部として、そのような攻撃であると認識しつつ行う次のいずれかの行為をいう。

(c) 奴隷化すること。

2項

(c) 「奴隷化すること」とは、人に対して所有権に伴ういずれか又はすべての権限を行使することをいい、人(特に女性及び児童)の取引の過程でそのような権限を行使することを含む。

関連する条文はほかにも多数ある。ILO強制労働条約、奴隷条約補足条約、ニュルンベルク軍事裁判所条例、アフリカ人権憲章(バンジュル憲章)、旧ユーゴスラヴィア国際刑事法廷規程、ルワンダ国際刑事法規程をはじめ多数存在する。

Tuesday, February 10, 2026

平和をつくるオンライン講座<第3回>

台湾有事の高市首相発言が東アジアの緊張を高めているようだ。日本の軍事化が進んでいるけど、何が起こっているのかよく理解できない。日本の平和をどのようにつくることができるのか分からない。このままいったら日本が本当に戦争への道を進んで、平和な生活が脅かされるのではないのか。

・・・と不安に感じている皆さん、いま改めて平和主義の原点に立ち返って、考えてみませんか?

非武装中立のリアリズム

3月17日(火)1830分~2030分開場18

東京ボランティア市民活動センター会議室(リアル開催)

               飯田橋駅隣RAMLA10

講師:纐纈厚(山口大学名誉教授)

明治大学国際武器移転史研究所客員研究員、山口大学名誉教授、前明治大学特任教授。近現代日本政治軍事史・現代政治・安全保障論、対アジア関係史専攻。

著書に『日本海軍の終戦工作』(中央公論社)、『侵略戦争-歴史事実と歴史認識』(筑摩書房)、『文民統制』(岩波書店)、『近代日本政軍関係の研究』()、『日本降伏』(日本評論社)、『暴走する自衛隊』(筑摩書房)、『近代政治史研究の諸相』(明治大学出版会)、『戦争と弾圧』(新日本出版社)、『崩れゆく文民統制』『重い扉の向こうに 歴史和解と戦前回帰の相克』『リベラリズムはどこへ行ったか』『戦後日本の武器移転史19452024』『非武装中立の平和主義』(以上緑風出版)等多数。

リアル参加費:500

 

本講座はZOOMでもご覧いただけます(無料)。希望者は、3月15日までにEメールで申し込んでください。ZOOMURL)をお知らせします。

主催:「無防備地域をいま、改めて考える」実行委員会:090-4092-8581(土橋)

平和力フォーラム:070-23071071(前田)

ZOOM申込み先:E-mail: akira.maeda@jcom.zaq.ne.jp

E-mail: akio-t@e-mail.jp

Tuesday, February 03, 2026

深沢潮を読む(12)

深沢潮『わたしのアグアをさがして』(角川書店、2022年)

 

122日、深沢潮は、週刊新潮のコラム「創氏改名2.0」の筆者髙山正之を提訴した。

人権と出版問題報告会 週刊新潮「創氏改名2.0」事件

https://www.youtube.com/watch?v=TsfQtVCVqzg

 

本書は201516年に『小説現代』に連載され、2022年に全面改稿して出版された。新型コロナ以前に書かれた作品だ。

主人公・莉子は30代女性で、失業と失恋の挙句、フラメンコに関心を持ち、突如としてスペインを訪れる。出会ったスペイン男性と恋に落ちるが、利用された挙句、財産も奪われる。別の日本人男性に恋心を抱くが編つけられる。軽薄な現代女性の典型として登場するが、6年後、スペイン語を学び、フラメンコに励む女性として登場する。フラメンコを極めようとするが、壁に当たり悩みながら、ギタリストのホセを追いかけてスペインへ。日本人恋人に別れを告げるが、肝心のホセは別の女性に走る。軽薄な点は変わらない。

だが、最後に莉子はフラメンコと自分の人生に出会い直す。

「自分が脅かされるのは耐えられない。わたしはわたしを大事に生きていく。誰にも支配されず、誰にもおもねることなく、自分を持ち続ける。」

一人で生きる女性の悩み、苦労、煩悶、男たちとの出会いと別れ、そしてフラメンコへの情熱。現代女性の生きざまを描いている。

本書の舞台はスペインだ。深沢作品の舞台はほとんどが日本だ。アメリカ留学やソウル旅行がある程度だ。『翡翠色の海へうたう』の舞台は沖縄だった。舞台をスペインとした点では深沢が新境地を開こうとしたのかもしれない。

フラメンコを学ぶ莉子はマドリッドをはじめ各地を訪れる。深沢がスペイン熱なのか、それとも本作のために取材旅行したのか。随所でスペイン旅行案内を兼ねた作品になっているのは読者サービスかもしれない。

Sunday, February 01, 2026

関東大震災朝鮮人虐殺103年 茅ヶ崎追悼会2026年度連続市民学習会・第一回学習会

関東大震災朝鮮人虐殺103

茅ヶ崎追悼会2026年度連続市民学習会・第一回学習会

 

コリアン・ジェノサイドとは何か

関東大虐殺を国際法から読む

前田 朗

 

震災から100年を経て、市民と歴史家の協力で、関東大震災朝鮮人中国人虐殺の歴史研究が急速に進展しています。本講演ではジェノサイドや人道に対する罪といった国際法の視点で事件を問い直し、国家責任と民衆責任の全体像を解明します。ジェノサイドの最高責任者は誰かを考えましょう。それは世界史における関東ジェノサイドの位置を明らかにすることです。

 

3 月1日(日)14時~17時(1330分開場)      

茅ケ崎市立図書館第1 会議室

アクセス 茅ヶ崎駅南口から徒歩5

参加費  資料代 500円(学生・障がい者無料)

主催  関東大震災茅ヶ崎での朝鮮人虐殺犠牲者を追悼する市民の会

共催  ビースカフェ ちがさき

協力  ソーラーハウスにしかわ

予約  定員72名

お開合せ/電話お申込先 090-8815-0150(あまの)

0467-53-4448(おごせ)

Friday, January 30, 2026

反差別連続講座第6回 同化を強制されない権利

反差別連続講座第6

同化を強制されない権利

前田 朗(朝鮮大学校講師)

 

313日(金)開場18:00

18202030

浦和コミュニティセンター第13集会室

浦和駅東口 浦和パルコ上10

参加費800

 

日本が朝鮮を植民地にした時代、皇民化教育、同化政策を強制しました。戦後もその植民地支配、同化政策を反省することなく、朝鮮学校に対しては弾圧、迫害、差別的施策を行ってきました。

2007年、国連総会で圧倒的多数の賛成(日本も含む)により採択された「先住民の権利に関する国連宣言」の第8条に「強制的な同化または文化の破壊にさらされない権利」が謳われています。

「同化を強制されない権利」について前田朗さんに紐解いていただき、理解を深めたいと思います。

 

主催: 外国人学校・民族学校の制度的保障を実現するネットワーク埼玉

協賛: ヘイトスピーチ禁止条例を求める埼玉の会、子どもの人権埼玉ネット、朝鮮・韓国の女性と連帯する埼玉の会

問合せ・申込:080-1245-3553(斎藤)

Thursday, January 29, 2026

平和をつくるオンライン講座<第2回>

台湾有事の高市首相発言が東アジアの緊張を高めているようだ。日本の軍事化が進んでいるけど、何が起こっているのかよく理解できない。日本の平和をどのようにつくることができるのか分からない。このままいったら日本が本当に戦争への道を進んで、平和な生活が脅かされるのではないのか。

・・・と不安に感じている皆さん、いま改めて平和主義の原点に立ち返って、考えてみませんか?

沖縄と平和主義

南西諸島自衛隊強化に抗する

住民の平和主義

2026年3月10日(火)1921

講師 : 飯島滋明(名古屋学院大学教授)

戦争をさせない1000人委員会事務局次長。安保法制違憲訴訟常任幹事。各地の裁判所で闘われた安保法制違憲訴訟で多数の意見書を執筆執筆、証人として出廷。著書に『日本軍事入門QA』(吉川弘文館)、『自衛隊の変貌と平和憲法』(現代人文社)、『国会審議から防衛論を読み解く』(三省堂)、『9条で政治を変える 平和基本法』(高文研)など多数。

<参加無料>

本講座はZOOMで行います。参加希望者は、3月8日までにEメールで申し込んでください。

ZOOMURL)をお知らせします。

第1回に申し込んだ方はあらためて申し込み不要です。

3回:317日(火)1830分~2030

東京ボランティア市民活動センター会議室(リアル開催)

非武装中立のリアリズム/纐纈厚(山口大学名誉教授)

主催:「無防備地域をいま、改めて考える」実行委員会

問合せ先:090-4092-8581(土橋)

申込み先:E-mail: akira.maeda@jcom.zaq.ne.jp

E-mail: akio-t@e-mail.jp