Tuesday, January 20, 2009

「ガザ攻撃に抗議する」集会報告

 1月17日、文京区本郷のHOWSホール、および1月18日、文京区大塚のラパスホールにおいて、「平和力フォーラム」主催の緊急集会「ガザ攻撃に抗議する」を開催いたしました。

12月27日に始まったイスラエルによるガザ攻撃、民間人虐殺に対して、非力で何もできない私たち日本の市民ではあるがが、せめてパレスチナへの思いをさらに深く心に刻み込み、連帯の意思を表明し、イスラエルに抗議し、日本政府や国際社会にアピールしていくための試みです。新年にもかかわらず「あけましておめでとう」とも言えず、ともかく何かしなければ、私にできることは・・・という方々に呼びかけて開催にこぎつけました。
 
京都大学の岡真理さんは、関西各地で精力的に声を上げ、日本の市民に訴えを続けておられますが、今回、東京にお越しいただいて、17日と18日の2回にわたって、ガザの事態をめぐって、歴史、背景、文化など多面的にお話いただきました。17日には、ジャーナリストの小田切拓さんにも、ガザ取材の経験を踏まえて、今起きている事態をどう見るべきなのかお話いただきました。

準備期間が10日しかなかったにもかかわらず多数の方に呼びかけ人になっていただきました。また、集会に向けてメッセージを送っていただいた呼びかけ人も多数いました。

当日は予想を遥かに上回る多くの方にご来場いただきました。17日は収容定員30名の会場に50名を超える方が参加されました。18日は収容定員100名の会場に300名を超える方が来場され、20名以上の方が入場を断念して帰られました。
 
ガザの人々の苦難に思いを寄せ、心震わせながら参加された多くの皆さんに感謝申し上げます。
 
18日は、せっかくお越しいただきながら、入場できなかった方々に深くお詫び申し上げます。また、ぎゅうぎゅう詰めの会場で長時間の立ち見状態に置かれた方々にお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。

さらに、18日には、EARTH VISIONのご協力により、パレスチナを取材した映画「レインボー」(2004年)を会の冒頭に上映しました。しかし、見ることが出来なかった方が100名以上に達する状況のため、急遽予定を変更して、後半に2度目の上映を行いました。このために当初予定していた会場発言・質疑応答の時間を全面削除せざるをえませんでした。主催者の不手際のほど重ね重ねお詫び申し上げます。

17日は、岡真理さんの講演と小田切拓さんのコメント、そして質疑応答を行いました。

18日は、まず映画「レインボー」を上映し、続いてヤスミン植月千春さんによるアラブの楽器カーヌーンの演奏。そして京都大学の岡真理さんの講演「私たちに何ができるか」、そして再度、映画「レインボー」の上映を行いました。

ニュースではイスラエルの「一方的停戦」なるものが語られています。しかし、真の問題はイスラエルによる占領と封鎖にあります。事態は何も改善していません。この状態を打開するための国際的な努力が必要です。私たちもその努力の一端に連なり、今後も取組みを続けていきたいと思います。