Sunday, June 30, 2024

講座 ジェノサイドと闘う(第3回) 田中宏さん「韓国・文喜相国会議長の天皇発言に接し、思うこと」

平和力フォーラム連続講座

ジェノサイドと闘う(第3回)

田中 宏さん「韓国・文喜相国会議長の天皇発言に接し、思うこと」

 

2023年は関東大震災朝鮮人虐殺100年でした。最近はコリアン・ジェノサイド、関東ジェノサイドと呼ぶ人も増えてきました。日本によるジェノサイドは関東大震災だけではなく、朝鮮半島植民地化過程及び植民地支配の下で猛威を振るいました。東学農民戦争、三一独立運動、間島事件を始め朝鮮半島各地で民衆虐殺が繰り返されました。

2019年、文喜相国会議長は、日本軍性奴隷制(慰安婦)問題について、平成天皇(現在上皇)による謝罪を求める発言をしました。後に謝罪する結果となりましたが、議長は、両国間の合意や談話があったが、解決できていない。被害者の心にしこりと恨み、嘆きが残っていると述べました。

この出来事を契機に、日韓の近現代史をどう考えるか、平和力フォーラムの前田朗が田中宏さんにインタヴューします。

現代史におけるジェノサイドや性奴隷制は人間の尊厳の否定であり、平和的生存権の否定です。私たちはジェノサイドの現実をいかに受け止め、これと闘っていくのかを真剣に考える必要があります。ジェノサイドと闘うために考え、ともに声を挙げていきましょう。

 

<第3回>

8月4日(日)開場13時30分、開会14時00分~16時30

東京ボランティアセンターJR飯田橋駅となり)

プロフィル:一橋大学名誉教授、龍谷大学安重根東洋平和研究センター客員研究員。定住外国人の地方参政権を実現させる日・韓・在日ネットワーク共同代表。著書『在日外国人』(岩波新書)『Q&A外国人の地方参政権』(五月書房)『戦後60年を考える――補償裁判・国籍差別・歴史認識』(創史社)共著『グローバル時代の日本社会と国籍』(明石書店)『外国人の定住と日本語教育』(ひつじ書房)など多数。

参加費(資料代含む):いずれも500

 

主催:平和力フォーラム

E-mail: akira.maeda@jcom.zaq.ne.jp