インタヴュー講座:脱植民地主義のために(第1回)
敗戦80年の今日、日本の政治社会は過去の侵略戦争と植民地支配を忘却し、日本人の戦争被害だけを語ります。歴史の風化と浸蝕が進んでいます。しかし、植民地主義は過去の歴史ではなく現在の「日本問題」です。過去を問い直しながら現在と将来の課題に挑む必要があります。ジェンダー史研究者の金富子さんに脱植民地主義の課題について語ってもらいます。
日時:11月1日(土) 午後6時半~8時半(6時開場)
会場:東京ボランティア市民活動センター(飯田橋RAMLA10階)
参加費:500円
ジェンダー視点から見た関東大虐殺
――1923年のジェノサイドと「レイピスト神話」
金富子さん
*講師プロフィール:東京外国語大学名誉教授、専攻は植民地朝鮮ジェンダー史、植民地公娼制や日本軍「慰安婦」問題、現代韓国の性買売研究。Fight for Justice共同代表。主著に『植民地期朝鮮の教育とジェンダー』『継続する植民地主義とジェンダー』(以上世織書房)、共編著に『もっと知りたい「慰安婦」問題:性と民族の視点から』(明石書店)、『植民地遊廓――日本の軍隊と朝鮮半島』(吉川弘文館)、『歴史と責任――「慰安婦」問題と一九九〇年代』(青弓社)、『女性国際戦犯法廷20年』(世織書房)、『性暴力被害を聴く:「慰安婦」から現代の性搾取へ』『記憶で書き直す歴史――「慰安婦」サバイバーの語りを聴く』(以上岩波書店)など多数。
*第2回予定「日本軍性奴隷制を裁く女性国際戦犯法廷25年」
*第3回予定「現代韓国の反性売買女性運動――ポストコロニアル・フェミニズム運動の一断面」
主催:平和力フォーラム
連絡先:07023071071(前田)
E-mail:akira.maeda@jcom.zaq.ne.jp