L.A.U. BoysのファーストアルバムWa ni Culaculaを買ったのは、フィジー諸島共和国の西の玄関ナンディの真ん中にある音楽ショップだ。この店には何度もいって、フィジーの音楽を入手してきた。同じ店が首都スヴァにもある。
スヴァは港町であり、商業町であり、行政町だが、ナンディは観光町だ。珊瑚礁の海をめざして世界からやってくる観光客のために作られたような町だ。メインストリートは観光ショップ街だ。日本人も多い。
L.A.U.Boysは、2003年3月にDomo ni Veitavaleniでスタートしたバンドだが、当時はギターさえ借り物でやっていたという。リードボーカルのBale Koroilaqereが結婚したときにオーストラリアのブリスベーンにいって、サウンドシステムを買ってきた頃から本格化した。2004年と2005年にレコーディングをしたが、赤字。メンバー交代を繰り返し、2007年4月に再スタートを切った。
アルバム製作時のメンバーは、Nayagodamu Korovou、Ikapote Vanua、Paula Ligairua Lelekitogaら、21名の名前が記されている。全員、男のようだ。プロデュースもアレンジも、KorovouとIkapote。メインボーカルはLelekitoga。アルバムタイトルを含む10曲。フィジー東部の諸島のサウンドで、とても楽しい。
各地でCDを買うときには、民族音楽があればそれを買うが、そのほかには、その時のヒット作品に加えて、お店の販売員のオススメにしたがうことにしている。L.A.U.Boysもそうして選んだ。たまたまその時に販売員だった人物のオススメだ。