06 沢田研二「我が窮状」
2008年、沢田研二が60歳の時につくった9条の歌。アイドル時代は政治的なことを発言できなかったが、「60歳になったから、ちょっと自分の主張を歌ってもいいかな」というようなことを言っていた。作詞:沢田研二、作曲:大野克夫。「英霊」が登場するので、学生には要説明。私が授業で使っているのは次のCD。
沢田研二『Rock’n Roll March』
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07 山崎まさよし「#9 story」
2013年、「セロリ」の山崎まさよしがつくった9条の歌。アルバムは3.11以後の状況に向き合ったもの。何かのインタビューで「英語で逃げてます(笑)」と言っていたように、歌詞は英語。作詞・作曲:山崎まさよし。私が授業で使っているのは次のCD。
山崎まさよし『Flowers』
これにはボブ・マーリーの「Redemption Song」のカバーも収録されている。
「#9 story」はオンラインでは見つからない。山崎まさよしのインタビューがある。
山崎まさよし ニューアルバム「flowers」への思いを語る!
08 あきもとゆみこ「第九で9条」
2003年のイラク戦争後、大阪のイラストレータのあきもとゆみこが発案して、ベートーベンの交響曲第九の「歓喜の歌」のメロディに9条の歌詞を載せて、歌った。仲間たちと一緒に御堂筋をパレード。あきもとは『マンガ無防備マンが行く!』(同時代社)を出版。あきもとについて、前田朗「第九で第九条パレード、あきもとゆみこ」『マスコミ市民』2007年12月号。私が授業で使っているのは次のCD。
『第九で9条』(旋律「歓喜の歌」、詞:9条、作:あきもとゆみこ)
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秋元裕美子
なお、あきもとの発案をまねて、第九で9条を歌っているグループがほかにもあり、CDも出していたが、このグループは自分たちのオリジナルであるかのごとく主張していた。あきもとの「第九で9条」に著作権はないかもしれないが、あきもとの創意工夫を尊重するべきだろう。
09 「ラップ憲法」
1996年に、早稲田司法試験セミナーの企画として「ラップ憲法」がつくられた。前文から第103条までラップにしている。中心はジャズミュージシャンの北陽一郎。発案は素晴らしいが、ラップの出来が良いとは言えない。むしろ「朗読・憲法」と言ったほうが良い。私が授業で使っているのは次のCD。
『ラップ憲法』(早稲田経営出版)
10 Co.慶応「日本国憲法ラップ」
Co.慶応というラッパーの作品。
【日本国憲法ラップ】前文の重要事項の覚え方を歌で解説!/ Co.慶応が穴埋め形式のラップで授業!?