インタヴュー講座:脱植民地主義のために(第2回)
敗戦80年の今日、日本の政治社会は過去の侵略戦争と植民地支配を忘却し、日本人の戦争被害だけを語ります。歴史の風化と浸蝕が進んでいます。しかし、植民地主義は過去の歴史ではなく現在の「日本問題」です。日本は侵略戦争と植民地支配の過去を封印して「日本人ファースト」を叫んでいます。2000~01年の女性国際戦犯法廷から四半世紀を経て、いま、植民地主義から脱却するために何が必要かを考えましょう。
日時:2月12日(木)午後6時半~8時半(6時開場)
会場:東京ボランティア市民活動センター(飯田橋RAMLA10階)
参加費:500円
日本軍性奴隷制を裁く
女性国際戦犯法廷25年
金富子さん
*講師プロフィル:東京外国語大学名誉教授、専攻・ジェンダー史、朝鮮教育史、戦時性暴力。VAWW RAC共同代表、Fight for Justice共同代表。主著に『植民地期朝鮮の教育とジェンダー』『継続する植民地主義とジェンダー』(以上世織書房)、共編著に『もっと知りたい「慰安婦」問題:性と民族の視点から』(明石書店)、『植民地遊郭――日本の軍隊と朝鮮半島』(吉川弘文館)、『歴史と責任――「慰安婦」問題と一九九〇年代』(青弓社)、『女性国際戦犯法廷20年』(世織社)、『性暴力被害を聴く:「慰安婦」から現代の性搾取へ』『記憶で書き直す歴史――「慰安婦」サバイバーの語りを聴く』(以上岩波書店)など多数。
*第3回予定「現代韓国の反性売買女性運動――ポストコロニアル・フェミニズム運動」
主催:平和力フォーラム
連絡先:07023071071(前田)
E-mail:akira.maeda@jcom.zaq.ne.jp