フィンランド領のオーランド諸島は、バルト海とボスニア湾の間にあります。フィンランド、スウェーデン、ロシア、ドイツ、バルト3国など周辺諸国にとって海上の要衝の地となっています。ここにはスウェーデン語を話すスウェーデン系の住民が住んでいます。ところが、フィンランド領となっているため、複雑な歴史を歩んできました。
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様々の偶然と島民の努力の結果として、オーランド諸島は非武装・中立・自治の島として知られるようになりました。フィンランド領なのにフィンランド軍が立ち入ることがありません。基地もありません。仮に戦時になっても中立です。そして、フィンランドのほかの自治体が持っていない特別の強い自治権を持っています。まれに見るピースゾーンです。
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首都マリエハムンのオーランド博物館の売店で買ったフォークミュージックです。