『コリアNGOセンターNews Letter』41号(2015年)に、次の3つの記事が掲載されている。
1)林範夫「ヘイトスピーチ規制のための新しい認識が必要」
2)金朋央「人種差別撤廃基本法 法案は継続審議、来年成立をめざして」
3)「フジ住宅のヘイトハラスメントを許さない! 第一回口頭弁論がおこなわれ、裁判を支援する会が結成」
弁護士の林範夫は、カウンターの現場でヘイトスピーチを受けた時のことを、「そのときに感じるもの、それは、人格をまるで否定され無価値どころか卑しいもの扱いされる屈辱、いつ襲われて傷つけられ殺されるかもしれないという恐怖。鼓動が早まり、顔は紅潮し、口の中がからからに乾きます。心は切り刻まれ、その場にいることはとても苦痛です。こんな体験はこれまでしたことがありあせん。そこで攻撃されているのは、朝鮮人、韓国人ではなく、朝鮮人、韓国人である私自身です。」と表現している。
日本の憲法学者やジャーナリストは、ヘイト・スピーチの被害を無視し軽視してきたが、姿勢を改めるべきである。