琉球/沖縄シンポジウム第6弾
私たちはなぜ植民地主義者になったのか
基地すべて 押しつけおかば おのが身は
安泰なるか 日本(やまと)の国は
この歌は沖縄戦1フィート運動で知られる中村文子さんの作です。大和(やまと)の市民との連帯と協働を実践し続けた中村さんの思いを、いま私たちはどのように受け止めるべきでしょうか。
琉球に基地を押しつける大和(やまと)の植民地主義とは何なのでしょうか。それはいつ、どのように始まり、現在の私たちを拘束しているのでしょうか。
私たちはこれまで5回のシンポジウムにおいて、沖縄の自己決定権について考え、基地引取論の意義を整理し、さらに「沖縄ヘイト」を批判してきました。
しかし、「沖縄ヘイト」を批判する私たち自身が、基地を沖縄に押しつける構造的差別の上に安住しているのではないでしょうか。
植民地主義者でありたくないならば、いつの間にか植民地主義者にされてきた私たち自身を問い直す必要はないでしょうか。
植民地主義とは何か、日本の植民地主義はどのように形成され、いまなお息づいているのか――ともに考えましょう。
日時:2017年9月16日(土)開会:午後2時、開場午後1時30分
会場:東京しごとセンター講堂
参加無料
パネリスト
藤岡美恵子(法政大学講師)「日本の植民地主義の根源を問う」
前田 朗(東京造形大学教授)「日本国憲法が助長するレイシズム」
宋 連玉(青山学院大学名誉教授)「在日朝鮮人から見た日本の植民地主義」
コメント
新垣 毅(琉球新報東京支局)
主催:琉球/沖縄シンポジウム実行委員会
連絡先:東京都八王子市宇津貫町1556東京造形大学・前田研究室
E-mail:maeda@zokei.ac.jp