インタヴュー講座<憲法再入門――立憲主義をとり戻すために>
安倍政権は2020年に向けて改憲をめざし、9条改悪を公言しています。市民運動の中にも「9条加憲」論を始め、多様な9条改悪論が浸透しています。
人類が積み重ねてきた平和主義と平和への権利の歴史を踏まえ、第二次大戦の惨禍への反省に立って、日本国憲法前文の平和的生存権と、9条の戦争放棄、戦力不保持、交戦権否認が生み出されました。それは近代国家における立憲主義や民主主義をさらに前進させようとする人類史的な挑戦でもありました。
また、2016年12月には国連平和への権利宣言、2017年7月には核兵器禁止条約が採択されました。
しかし、安部政権は平和への権利にも核兵器禁止にも反対し、他方で戦争を煽ってきました。戦争と危機を煽り、内外の人々の尊厳と連帯を破壊する安倍政権に憲法改悪を許せば、日本はとめどない戦争国家に転落します。
憲法と平和主義の危機に直面して、私たちは再度、平和主義、立憲主義、民主主義の真価を問い直さなくてはなりません。同時に、その限界も見据えなくてはなりません。
そこで、私たちは<憲法再入門>のために、憲法学者、平和運動家をお招きして、市民による平和づくりの憲法論を学び直します。
<2018年/インタヴュー講座> *第7回は講演形式
第1回:4月7日(土)午後
水島朝穂(早稲田大学教授)「立憲主義をとり戻すために」
第2回:4月14日(土)午後
小沢隆一(東京慈恵医科大学教授)
「憲法は誰のものか 安倍改憲論の基本認識を問う」
第3回:5月19日(土)午後
清水雅彦(日本体育大学教授)「安倍政権の改憲論を斬る」
第4回:5月20日(日)午後
田中利幸(元広島市立大学平和研究所教授)
「日本国憲法の光と影」
第5回:6月9日(土)午後
飯島滋明(名古屋学院大学教授)「安保法制違憲訴訟の現状」
第6回:7月21日(土)午後
清末愛砂(室蘭工業大学准教授)「国のかたちと家族のかたち」
第7回:9月15日(土)午後
前田朗(東京造形大学教授)「表現の自由を守るために」
第8回:10月13日(土)午後
宋連玉(青山学院大学名誉教授)「日本国憲法と植民地主義」
*インタヴュアー:前田朗
*資料代:500円
主催:平和力フォーラム
192-0992 東京都八王子市宇津貫町1556
東京造形大学・前田研究室
042-637-8872
E-mail:maeda@zokei.ac.jp
協賛団体:
アジア・フォーラム横浜
「慰安婦」問題解決オール連帯ネットワーク
沖縄と東アジアの平和をつくる会
女たちの戦争と平和資料館(wam)
九条科学者の会
憲法9条―世界へ未来へ連絡会
国分寺9条の会
子どもの未来を望み見る会
実教出版教科書・五輪読本問題に関し、違法不当な都教委を訴える会
市民セクター政策機構
スペース・オルタ
東京都学校ユニオン
日本反核法律家協会
日本友和会
ピースボート
本郷文化フォーラムワーカーズスクール(HOWS)
マスコミ市民フォーラム
町田「慰安婦」問題を考える会
無防備地域宣言運動全国ネットワーク
村山首相談話の会
*協賛団体募集中。お問い合わせは 前田へ maeda@zokei.ac.jp