Wednesday, March 27, 2019

「テロを許すな」の真贋


2月22日、マドリッド(スペイン)で発生した朝鮮大使館襲撃事件の真相が少し見えてきた。実行犯は「自由朝鮮」という団体で、背後でFBIが協力していたという。





米国政府の関与の下、大使館という外交官条約で保護される外交施設を襲撃するという前代未聞の犯罪である。



世界各地でテロ事件が発生するたびに、安倍晋三をはじめとする日本の政治家、及び朝日新聞をはじめとするメディアは、拳を握りしめて「テロを許すな」と叫んできた。



その多くが、昨年の朝鮮総連襲撃事件に際して沈黙を決め込んだ。



(参考)「在日本朝鮮人総連合会中央本部への銃撃テロに対する声明」





それでは、今回の朝鮮大使館襲撃事件ではどうだろうか。



あまりに容易に予測できるのがつまらないところだが、彼らは今回も沈黙するだろう。あるいは、「テロではない」とごまかすだろう。



それならば、世界各地の日本大使館をいくら襲撃しても良いことになる。



パリのシャルリ・エブド事件の際、私は「『テロを許すな』と叫ぶテロリストを許すな」と書いた。「テロを許すな」「表現の自由を守れ」と行進した政治家達こそまぎれもないテロリストだからだ。



これから数日の政治家とメディアの様子にご注目。