代官山ヒルサイドフォーラムで、ダ・ヴィンチ没後500年 「夢の実現」展(主催・東京造形大学)をみてきた。
http://leonardo500.jp/
企画・実施は勤務先の同僚達。特に西洋美術史の池上英洋、博物館学・日本美術史の藤井匡。その他に数名の教授たちと、多数の学生達の共同作業である。
コンセプトは、ダ・ヴィンチが企画したり手がけたものの実現・完成しなかった作品を、共同作業で「復元」(というか、新規制作)した作品を展示するというものだ。
絵画、彫刻、巨大墳墓、聖堂、舞台芸術、機械など、多彩なダ・ヴィンチのアイデアがその手稿・メモに記録されているのを、模型とつくり、アニメで表現するなど、現在の技術で「復元」している。とても楽しい展示だ。
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<ルネサンスの巨人レオナルド・ダ・ヴィンチは、今からちょうど500年前の1519年に亡くなりました。
彼は<最後の晩餐>や<モナ・リザ(ラ・ジョコンダ)>という、世界で最も知られた絵画を描いた画家ですが、67年の生涯で残した作品は驚くほど少なく、現存絵画は16点ほどしかありません。
しかもその多くは未完成や欠損しており、完全な姿で残っている完成品は4点しかありません。
そこで東京造形大学では、今年一年ですべての絵画をヴァーチャル復元する作業に挑戦しています。
未着色のものに彩色を施したり、消失部分を科学的根拠に基づいて復元するなどして、完全な状態で全16作品を展示できれば、世界初の試みとなります。
また完成に至らなかったブロンズ製騎馬像や、構想していた巨大建築物、当時の技術では実現不可能だった工学系発明品なども、縮小模型や3DCGなどによって実現します。
同展ではまた、彼の絵画空間のなかに入り込んだり、彼が考案した機械を動かすVRなども体験できます。それらの多くが、やはり世界で初となります。
「夢の実現」展が目指しているのは、その名の通り、まさに「レオナルドがかつて抱いた夢の一部を、500年後の今、実現させる」ことなのです。>
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・レオナルドが下絵まで描いて放棄した作品を、彩色した状態で見てみたい。
・一部が切断されて失われた絵画の、もともとの姿を見てみたい。
・完成後に傷んでしまった作品を、完全な状態で見てみたい
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私が行った時間は午後2~3時で、この時間帯は、目玉展示の<最後の晩餐>復元映像が、窓から差し込む光のために、やや見えにかった。会場・施設の都合で、ここだけはうまく解決できなかったようで、晴れた日にはちょっと残念。他の時間帯、または曇っているときなら、ステキな映像で見ることが出来る。
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渋谷へお出かけの人にはお勧め。ちょっと代官山へ、どうぞ。