「敵基地攻撃能力の保有に絶対反対する」(日本友和会声明)
「敵基地が日本を攻撃しようとしていると認識した場合、攻撃されていなくても敵基地を攻撃できる能力を備える」という敵基地攻撃能力の保有(安保3文書改訂)を12月3日自民・公明両党があっさり容認した。
「敵基地攻撃」という言葉が余りにも露骨であるとの批判に曝され、現在「敵基地反撃」という名称に変更されたが、中身は「敵基地攻撃」であることには何ら変わらない。わが国の「専守防衛」という国家安全保障理念を空洞化する暴挙である。
しかも、この能力行使の中身を見ると、攻撃を受けていなくても「相手が攻撃に着手したと認識」したら、攻撃するという内容である。「反撃」(攻撃を受けた者が反撃に転じる事ー広辞苑)ではなく「先制攻撃」であり侵略である。
そして、2015年制定の新安保法により、同盟国への攻撃準備が認識された場合も同様に行動することになる。この明らかな憲法違反及び国際法違反に絶対反対する。
2022年12月7日
日本友和会理事長 水戸 潔