Friday, March 13, 2020

国連人権理事会43会期中止に


国連人権理事会が予定会期一週間を残して、中止になりました。新型コロナの影響です。



開会直後に、サイドイベント中止の連絡が来ました。それでも本会議は開かれていました。私は3月3日にジュネーヴに来て、4日から参加していました。いたりが酷い状況になり、フランスやスイスでも発症していたため、徐々に厳しくなってきました。



今週は、ついに会場変更となり、一番大きな会場に、政府代表も4名ではなく2名にしぼり、NGOメンバーは発言予定でないと会場には入れないという状態。並んで座らず、1列おきに座ることに。



それでもなんとか進行してきましたが、一昨日、WTO事務局長がパンデミック発言をしたのが大きいようです。WHOのお膝元のジュネーヴ、国連会議から発症が増えたらしゃれになりませんし。というわけで、13日を持って人権理事会43会期は終了です。



ですから私の発言もありません。今回は4つの発言を準備していたのですが、「慰安婦」問題ひとつだけで、ヘイト・スピーチ、琉球・辺野古、フクシマ避難者についての発言は残念ながらできませんでした。



あるNGOメンバーは、「このためにカンパ集めてジュネーヴに来たのに、どうして」と国連事務局スタッフに詰め寄っていました。一度も発言できずに、帰らなくてはならないので。でも事務局スタッフも応答しようがありません。



長年来ていますが、初めての事態に私も困惑しているところです。といいつつ、週末は天才女性彫刻家マルセロの調査のためフリブールへ行ってきます。

https://maeda-akira.blogspot.com/2017/03/blog-post_16.html