森英樹編『別冊法学セミナー 安保関連法総批判』(日本評論社)
目次
1 序論 ……森英樹(名古屋大学名誉教授)
2 総論 ……愛敬浩二(名古屋大学教授)
3 「武力攻撃事態+存立危機事態」対応法制 ……浦田一郎(明治大学教授)
4 「重要影響事態」対応法制 ……塚田哲之(神戸学院大学教授)
5 「国際平和共同対処事態」対応法制 ……大河内美紀(名古屋大学教授)
6 「PKO等協力法」改定案 ……城 秀孝(神田外語大学非常勤講師)
7 「平素」対応+「グレーゾーン」対応法制 ……小澤隆一(東京慈恵会医科大学教授)
8 「国会承認」制度 ……植松健一(立命館大学教授)
9
新々ガイドライン ……倉持孝司(南山大学教授)10 資料
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憲法学による戦争法批判はすでに何冊も出ているが、9人の憲法学者による本書はその決定版と言ってよいだろう。編者を中心に集団的自衛権批判の本も2冊出ているが、それらも踏まえた最新の批判書である。本文100ページほどのコンパクトな本だが、主要論点をカバーしている。本書を武器に、戦争法案反対運動を盛り上げたい。