Thursday, February 25, 2021

スガ疫病神首相語録18 首相長男接待

2月24日、首相長男接待事件で総務省幹部の処分が公表された。形ばかりの減給処分である。同25日、山田真貴子内閣広報官は衆議院予算委員会に出席して陳謝した。給与の一部返上という。

同日、農林水産省も、「アキタフーズ」会食接待事件で事務次官らを減給や戒告とした。

強大な許認可権を持つ総務省と農林水産省の官僚たちが業界関係者から異常な接待を常習的に受けていたことが発覚したが、官僚制の腐敗について誠実な調査を行う姿勢は政権には見られない。早期の処分で臭いものに蓋の姿勢である。

なんで俺のせいにされるんだ。首相の息子だからって差別するなよな。ずっとこうだったんだ。昔は国会議員の息子と言って差別された。総務大臣の息子だ、親の七光りだ、官房長官の息子だって、いつもこうだ。俺の努力が認められたためしがない。何をやっても、どんなに頑張っても、どうせ父親のおかげ、だよ。

だいたい俺は総務大臣秘書官なんてやるつもりはなかったんだ。バンドを続けたかったのに、親父がうるさく、恩着せがましく秘書官になれって命令だよ。ぷよぷよ遊んでいたから秘書官にしてやったなんて吹聴されて、いい迷惑だ。

そりゃあ、大臣秘書官になった時は舞い上がったよ。こんな俺でも大臣秘書官だ、しっかり仕事をこなして、国家社会のために頑張ろうと思ったくらいさ。そんな俺をバカ者扱い、邪魔者扱いしたのがあいつらだ。総務省の官僚たちだよ。なにしろ総務省SOUMUSHOUだ。頭のSを取ればオウム省だよ。権力の亡者たるやすさまじいこと。それでもって、東大卒の我々の中に異質な奴が紛れ込んできたと言わんばかり。

俺には役人の世界なんてまったく経験がないから、手も足も出ない。何をやってもうまくいかない。奴らときたら陰でひそひそ、いや、わざと聞こえるように悪口のオンパレードさ。表向きはひたすら忖度、親父に取り入るために俺にぺこぺこするけど、陰では嘲笑ってやがる。山田真貴子なんてシンゾー首相と親父に取り入ろうと、なんでもやります、あなた様の命ずるままです。土下座して俺の靴をなめる有様だ。でも目つきではっきりとわかるんだよ。俺のことを見下して、後ろから唾を吐いてるんだ。

実は東北新社に就職させてもらった時に、秘かに考えたんだ。放送業界なら手も足も出ないってことはない。元バンドマンだからね。なんとか渡っていけそうだし、社長に気に入られたから、総務大臣秘書官経験を売り来んで、総務省幹部への接待攻勢を仕組んでもらったのさ。「ササニシキ送りますよ」はいつものセリフって訳だ。東北新社らしく、りんごとさくらんぼを餌にすれば奴らはがっついてくる。ろくに味も分からないくせに、ロマネコンティが飲みたい、ドンペリが飲みたいって、値段で決める連中だからあしらうのは簡単さ。

こっちは許認可権なんてどうでもいいんだ。そりゃ、社長は高級官僚に取り入って権限をもらいたいって考えてたさ。でも、俺はこの日のために、じっと我慢して連中に接待攻勢。だから、どこかで足が出るように振るまったって訳さ。週刊文春はさすがだね。足取りをつかんで、連中の写真までそろえてスクープだ。さすがの俺も、録音されてたとは知らなかった。

という訳で、ガースーSay Go!Go To Settai 、お楽しみいただけたようで。

あっ、これは事実ではありませんが、もちろん真実です。それでは今夜はこれにて。