Monday, March 11, 2013
平和への権利NGO会議で発言(フクシマ、9条)
グランサコネ通信2013-13
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11日の人権理事会は、各国の状況で、シリア、朝鮮、ミャンマー、イランなどの状況をめぐって審議が続いた。
12時から14時まで、サイドイベントとして平和への権利NGO会議を開催した。主題は2月に行われた平和への権利作業部会の評価である。議長はBangwe et Dialogue会長のコレット・サモヤさん。作業部会の時に発言していたが、Bangwe et Dialogueは初めて聞くNGOだった。今日聞いたら、Bangweはブルンジ語でstop fighting だそうだ。彼女は元ブルンジ国連常駐代表で、リタイア後Bangwe et Dialogueを率いるとともに、NGO女性の地位委員会平和への権利責任者だ。
最初の発言はカルロス・ビヤン(スペイン国際人権法協会)で、作業部会とその報告の分析をしていたが、中身は弟子で事務局のダヴィド・フェルナンデスが書いたもの。その後11人のNGOが発言し、最後にアルフレド・デ・ザヤス民主的国際秩序促進独立専門家(ジュネーヴ外交大学教授)が発言しておしまい。
発言の機会をもらったので、3月11日は福島原発事故2周年ということから始めて、福島の状況をほんの少しだけ話し、それから作業部会については、参加・発言した政府やNGOが少なかったことを指摘したうえで、日本政府がまったく貢献していない、憲法9条と前文には平和的生存権があり、長沼訴訟札幌地裁判決や名古屋高裁判決が平和的生存権を認めていること、コスタリカや韓国も含めて6つの判決があることを紹介した。