Sunday, March 24, 2013
森美術館問題を考える討論集会Part.2レジュメ
<博物館事件>小史
前田 朗
1 森美術館問題の一側面
・博物館・学芸員の表現の自由と責任
・博物館の社会的責任
・博物館が送り出すメッセージと社会
・「外圧」と博物館--社会から博物館へのメッセージ
2 最近の博物館・美術館事件小史
1) ニコンサロン事件
2012年5月 「慰安婦」写真展「中止」
2) 目黒区美術館事件
2012年3月 「原爆を視る1945-1970」展中止
3)水平社博物館事件
2012年1月 元在特会会員による差別街宣
4) 福島県立美術館事件
2012年1月、「ベン・シャーン展」一部不展示
5) チンポム「原爆の図」事件
2011年5月、岡本太郎壁画に原発事故絵を追加(美術館ではないが)
6) 神戸ファッション美術館事件
2010年5月、岡本光博「バッタもん」作品撤去
7) 新潟市美術館問題
2009年以後、北川館長のもとでの美術館運営問題
3 博物館事件をめぐる<力学>
1) 事件化の契機
・館から社会へのメッセージ
ニコンサロン
目黒区美術館
水平社博物館
福島県立美術館
神戸ファッション美術館
・社会から館へのメッセージ(1)
・社会から館へのメッセージ(2)
2) 事件処理・対応の<力学>
3) 博物館事件に見る権力作用
・政治主権――国家、警察、天皇制
・経済権力――東京電力、ルイ・ヴィトン