Friday, May 17, 2013

ヘイト・スピーチ処罰実例(5)

チュニジアが人種差別撤廃委員会に提出した報告書CERD/C/TUN/19. 17 September 2007.によると、2005年3月28日、チュニス控訴裁判所は、被告人に3年の刑事施設収容を言い渡した原審判決を支持した。被告人は、2004年10月5日、ノーマライゼーションと「シオニズム化」と闘う委員会の主張に基づいたパンフレットを準備し、配布した。パンフレットは、ユダヤ人に反対し、いかなる形であれユダヤ人との協議に反対し、ユダヤ人との和解に反対して人々が立ち上がるように訴えるものであった。2004年9月28日、国連恣意的拘禁作業部会は、本件について、国際自由権規約第19条と第20条に違反するか否かを検討し、被告人の行為は犯罪であり、意見表現の問題ではないとした。