Tuesday, November 12, 2013
拷問禁止委員会・キルギスタン政府報告書審査
12日午前は、拷問禁止委員会でキルギスタン政府報告書の審査だった。政府は7名、NGOは30名ほどだった。昨日のアンドラ審査は2名で驚いたが、今日は常連が10名余りと、キルギスタン関係者らしき人たち。政府報告書は2回目で48頁、手堅くまとめた報告書の印象だったが、NGOは充実した報告書を持ってきていた。きとんと印刷製本された3つの報告書をもらった。『キルギス共和国の閉鎖施設における拷問からの自由の権利の考察』(BISHKEK、2102年)、『キルギス共和国の内務省管轄下の暫定拘禁施設における拷問予防』(BISHKEK、2011年)、『2010年のキルギスタン南部で発生した悲劇的事件についての調査』(BISHEKK、2011年)。前2冊はOSCEの協力によるものだ。トゥグシ委員が、刑法の拷問罪の定義に差別による拷問が含まれていないのはなぜか、憲法の人権規定はよくできているがNGO情報では実際の刑事司法には残念な事件が起きている、身柄拘束時に記録が不備なため12時間の制限が守られず混乱が生じている、拘禁条件、特に医療とメンタルヘルスに難点がある、など質問した。ゲア委員は、施設の閉鎖性が高く外部交通が少ない、警察留置下での自殺事件がみられるが詳細を知りたい、不服申立制度で独立の第三者の機関に直接アクセスできない、一部に強制結婚目的の誘拐事件がみられるなどの指摘をしていた。昼食時、外を見ると文字通り雲一つない見事な快晴だったので、モンレポ公園に出て、レマン湖のシーバスに乗ってパキやイギリス公園に出てお散歩した。