Thursday, October 01, 2015

教育を滅ぼすブラック化の現在

大内裕和『ブラック化する教育』(青土社、2015年)

雑誌『現代思想』に掲載された現代の教育を巡る対談(斎藤貴男、佐々木賢、児美川孝一郎、今野晴貴)である。なぜ格差は生まれ、教育はこんなに貧しくなったのか。生徒も先生もこんなにタイヘンになったのか。就活はなぜこんなにタイヘンになったのか。なぜ学生はブラックバイトをしなければならないのか。新自由主義が経済、社会の全体に浸透し、教育をも変質させてしまった現状を撃つ。