Tuesday, January 15, 2013
『日本全国原発危険度ランキング』
原発ゼロの会『日本全国原発危険度ランキング』(合同出版)
http://www.godo-shuppan.co.jp/products/detail.php?product_id=328
94名の国会議員(2012年11月10日現在)がつくった「原発ゼロの会」作成の「原発危険度ランキング」の出版である。編者紹介には、近藤昭一、逢坂誠二、河野太郎、長谷川岳、太田和美、加藤修一、山内康一、笠井亮、阿部知子、斎藤やすのりの名前が並ぶ。
http://genpatsuzero.sblo.jp/
目次:
まえがき
危険後総合ランキング(22基対象)
即時廃炉にすべきと考えるもの(28基)
Ⅰ 原発危険度ランキング」の考え方と読み方
1 原発危険度ランキングの主旨
2 危険度の評価項目
Ⅱ 原発ゼロに向けて必要なこと
1 原発ゼロに至るまでの具体的なイメージ
2 「2030年の原発比率15%」のリアリティを考える
Ⅲ こう考える 原発危険度ランキング
総合的な観点からのコメント/伴英幸(原子力資料情報室共同代表)
地盤などの危険度からのコメント/渡辺満久(東洋大学教授)
原子炉の危険度からのコメント/後藤政志(元東芝・原子炉格納容
器設計者)
原発ゼロの会の活動について(会員一覧、政策提言骨子、作成法案概要
等掲載)
あとがき
ランクをつけると相対的に安全な原発があることを認めることになるという批判が想定されるが、そういう趣旨ではないこことが明示されている。
第1位が大飯原発1号機、2号機、3位が島根1号機、4位が高浜1号機と島根2号機となっている。
即時廃炉にすべきものは、敦賀1号機、美浜2号機、1号機、柏崎刈羽4号機、浜岡4号機、3号機以下、28基。
59頁のブックレットサイズだが、ランキングの趣旨など丁寧に説明されている。
残念なのは、事務局の阿部知子議員が、脱原発だからと社会民主党を離党し、嘉田滋賀県知事とともに、未来だの生活だのと騒ぎ立てて終ったことだ。責任ある政治家とはとうてい思えない。