Sunday, September 16, 2012

原発犯罪の刑事責任を問う『原発民衆法廷③』(三一書房)


原発犯罪の刑事責任を問う『原発民衆法廷③』(三一書房)


 
さんいちブックレット003
『原発民衆法廷』5・20郡山公判
福島事故は犯罪だ! 東電・政府、有罪!
原発を問う民衆法廷実行委員会編


3冊目のブックレットは、5月20日に郡山で開催した第3回公判の記録である。郡山公判では、第1回東京公判で起訴された被告人らに対する判決(決定第3号)が言い渡された。ブックレットに全文収録しているが、主文は次のとおりである。
 

1.被告人・東京電力株式会社(代表取締役社長西澤俊夫)は、人の健康に関わる公害犯罪の処罰に関する法律第2条につき有罪とし、同法律第4条を適用する。
2.被告人・勝俣恒久、同・清水正孝、同・武藤栄は、いずれも、人の健康に関わる公害犯罪の処罰に関する法律第2条及び業務上過失致死傷罪(刑法211条)につき有罪。
3.被告人・班目春樹、同・寺坂信昭、同・近藤駿介は、いずれも、業務上過失致死傷罪(刑法211条)につき有罪。
4.被告人・菅直人、同・海江田万里、同・枝野幸男は、いずれも、業務上過失致死傷罪(刑法211条)につき有罪。

 

*東電以外の個人の被告人は次の九人である。勝俣恒久(取締役会長、以下肩書きは当時)、清水正孝(取締役社長)、武藤栄(取締役副社長兼原子力・立地本部長)、班目春樹(原子力安全委員会委員長)、寺坂信昭(原子力安全・保安院院長)、近藤駿介(原子力委員会委員長)、菅直人(内閣総理大臣)、枝野幸男(内閣官房長官)、海江田万里(経済産業大臣)