「漫画以下」という言葉がある。
「北斎漫画」の話ではない。手塚治虫、ちばてつや、少年マガジン、少年サンデー、なかよし、少女フレンド以来の漫画ファンとしては、夢と希望、笑いと悲しみ、スポーツと青春――こうした言葉に代表される漫画を思い起こす。
しかし、あまりにくだらない漫画が多いこと事実だ。
「漫画以下」という言葉は実態をもって、予測され、実感される。野田とか前原とか枝野とか玄葉とかいう名前がその典型だが、安倍とか石破も文字通り「漫画以下」だ。
それでも、野田にしても石破にしても、それなりの節度を意識はしているはずだ。節度も何もないのが石原とか橋下という名前だ。
橋下が「選挙候補はじゃんけんで決める」と言ったニュースが流れている。なるほど、と思う。堕ちるところまで堕ちるしかない、日本という愚劣が自ら姿を現している。
それでは、これでインチキ「維新」の支持率が落ちるだろうか。それなら、まだしも、ということになる。
おそらく、ここまで悲惨で愚劣な話になっても「維新」の支持率は下がらないだろう。日本政治のメルトダウンには歯止めがきかない。
ここに低落あるのみの日本が、よく見える。