「お答えは差し控えます」
安倍政権の間、国会で頻繁に使われた言葉。この5年は毎年300回以上使われたという。
https://www.asahi.com/articles/ASNC66FTBNC5UTIL03Z.html
スガも最初から回答拒否が目につく。国会や国民を軽んじて、民主主義を足蹴にする姿勢が一貫している。
謹厳実直で、節を曲げず、決してブレない、天上天下唯我独尊のスガーリン流は人生を貫いている。
*
(保育園園長)――よっちゃん、またおねしょしたのね。
「……(無言)」
(小学校教師)――よしひでくん、うろうろしないで、ちゃんと座りなさい。
「フン……(あとは無言)」
(中学校教師)――スガ、今日も宿題忘れたのか。
「答えたくありません」
(法政大学教授)――スガ君だね、本学を受験した動機は何ですか。
「お答えしかねます」
(横浜市民)――スガ議員、先日の陳情の件はどうなりましたか。
「いちいち市民に答えるつもりはない」
(ジミン党党首)――次の総裁選では投票をよろしく。
「まだお答えする用意ができておりません」
(東京新聞記者)――官房長官、本当のことを言ってください。
「あなたに答える義務はない」
(野党議員)――任命拒否の理由は何ですか。
「お答えは差し控えます」
(三途の川渡し守)――ここを渡ると戻れませんよ、いいんですか。
「答えたくもないね」
(閻魔大王)――お前はなぜここに来たのか、わかっているだろうな。
「お答えは差し控えます」
(閻魔大王)――問答無用とはいい度胸だ。さあ、舌を引っこ抜こう。……あれっ、これはイミテーションじゃないか。お前の舌はどこにある? 義眼ならぬ、義舌とは珍しいな。そういえば、お前の名前は義偉!