Saturday, February 02, 2013
アジカン「NO.9」が朝日新聞に
朝日新聞2月2日夕刊に連載された「核なき世界へ--被曝国から2013」は、タイトルのわりに力が入らず、よくわからない企画だった。
とはいえ、第5回(最終回)は、ロック・バンドのアジアン・カンフー・ジェネレーションの後藤正文を取り上げている。「優しさで世の中回そう」が、それだ。
冒頭に、アジカンの「No.9」の歌詞が紹介されている。2008年の作品で、もちろん憲法9条の意味だ。
「広島で感じたことも歌にしています」という。韓国の資料館で「日本の加害の展示に肩身が狭い思いをした。・・・自分の国がした戦争は、まだ終わっていないと感じます」。
「僕は世界平和に貢献するために歌ってるわけじゃありません」と言いつつ、「核兵器を人間に使ったらどれほど悲惨かを味わった国。忘れちゃいけないと思います」。
昨年出版した、前田朗『9条を生きる』(曽木書店)で、9条の歌として、アジカン、沢田研二、いなむら一志、あきもとゆみこなどを紹介した。
授業ではCDを使って曲を流すが、アジカンはDVDで映像も流す。もちろん、「NO.9」だけではなく、3~4曲は流さないと学生から不満が出るが。
というわけで、アジカンはオススメだ。