Wednesday, September 18, 2013
先住民族世界会議パネル討論
17日午後、国連人権理事会は、先住民族世界会議に関するパネル討論を行った。進行はウリセス・カンコラ・グティレス・メキシコ代表。開会あいさつはフラヴィア・パンシエリ人権高等弁務官代理。これまでの経過説明で、1977年のパレ・デ・ナシオンにおける先住民族NGO会議から、2007年の国連先住民族権利宣言までの発展を受けて2014年9月に先住民族世界会議を開催すことになったこと、これまでの準備状況などを話した。ニューヨーク、ジュネーヴでの会議とともに、ノルウェーのサーミ人の町アルタで準備会議を開いたという。その責任者が、ノルウェーのサーミ人国会議員のジョン・ヘンリクセンで、やはりご挨拶。続いて、アジアからバングラデシュのラジャ・デバシ・ロイ(先住民族フォーラム代表)、ペルーのアヤクチョ人のタニア・パリオナ・タルキ(先住民族グローバル調整グループ)、カナダのファーストネーションのウィルトン・リトルチャイルド(先住民族の権利専門メカニズム)、そしてアフリカからマリのソヤタ・マイガ(アフリカ人権委員会、アフリカ女性法律家委員会)が発言した。世界会議は先住民族の権利に関する包括的な戦略と行動計画を作ることになる。後半の各国政府による討論を一部しか聞かなかったので、日本政府が発言したかどうかわからない。アイヌ民族および琉球/沖縄民族にとってとても重要な世界会議だ。