韮崎大村美術館
やはり片岡珠子が異彩を放っていた。「面構 鳥亭焉馬と二代団十郎」。もう1点、「大観山の富士」。
ノーベル賞の大村智(北里大学名誉教授)は女子美術大学理事長でもあり、女性画家の作品を多数購入し、それらを展示するために設立した美術館だ。韮崎駅から釜無川を渡り、南アルプスに向けて坂道を登る。美術館と白山温泉が並んでいる。日曜なので車で来ている人が結構いた。ノーベル賞受賞以来、観覧客が増えているようだ。
1階の展示はげんざい企画展「描かれた女性像」で、常設展示と合わせて80点ほど。寺島紫明、田村能理子、山田郁子、佐野智子、森田えり子、岸田麗子、橋口五葉、菊池治子、岸本和子、森田元子・・・。常設展示では、入江一子、遠藤彰子、岡田節子、庄司福、高尾みつ、三岸節子、ラグーザ玉、雨宮敬子、池田カオル・・・。さらに、小磯良平、森田茂、岡田謙三、荻太郎・・・。
2階には鈴木信太郎が十数点。そして、カフェラウンジからは、韮崎市街を見下ろすことができ、その向こうに白い峰の山々が続く。素敵な眺めだ。そして美術館の後はのんびり温泉につかってきた。