Saturday, September 27, 2014

日本版レイシストと闘うために

韓国民団中央本部編『ヘイト・スピーチを許してはいけない』(新幹社、2014年)
安田浩一「ヘイト・スピーチを駆り立てる『在日特権』の正体――歪んだ『正義感』が作り上げた妄想」
有田芳生「ふたたび、奴らを通すな!――日本版レイシストと闘うために」
師岡康子「国際人権基準からみたヘイト・スピーチ規制問題」
金展克「2013年、新大久保で起きた出来事について」

ジャーナリスト、参議院議員、弁護士、カウンター行動メンバーとしてレイシズム、ヘイト・スピーチと最前線で闘ってきた4人の著者による報告であり、理論武装の書である。手にしやすいコンパクトな本であり、同時に国際人権基準を踏まえているので、カウンターの現場にも力になる1冊だろう。表紙には、差別撤廃東京大行進の宣伝チラシのデザイン、裏表紙にはプラカードアクション「仲良くしようぜ」。