Monday, September 22, 2014

ヘイト・スピーチの法的研究を読む(1)

金尚均編『ヘイト・スピーチの法的研究』(法律文化社、2014年)が出た。編者を含む7人の執筆者による意欲的な研究である。社会学者1人、ジャーナリスト2人、そして法律研究者が4人である。これから各章を読んで勉強していきたい。
■執筆者紹介
千香子(もり・ちかこ) 1 章、1972年生.フランス社会科学高等研究院社会学研究科博士課程修了/博士(社会学)、現在,一橋大学大学院法学研究科准教授。〔主要業績〕『国境政策のパラドクス』(勁草書房,2014年/共編著),『レイシズムと外国人嫌悪』(明石書店,2013年/共著)
安田 浩一(やすだ・こういち) 2 章、1964年生.慶應義塾大学経済学部卒業、現在,フリージャーナリスト。〔主要業績〕『ネットと愛国』(講談社,2012年),『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』(光文社,2010年)
中村 一成(なかむら・いるそん) 3 章、1969年生.立命館大学文学部卒業
現在,フリージャーナリスト。〔主要業績〕『ルポ 京都朝鮮学校襲撃事件』(岩波書店,2014年),『声を刻む』(インパクト出版会,2005年)
遠藤 比呂通(えんどう・ひろみち) 4 章、1960年生.東京大学法学部卒業、現在,弁護士。〔主要業績〕『人権という幻』(勁草書房,2011年),『不平等の謎』(法律文化社,2010年)
小谷 順子(こたに・じゅんこ) 5 章・第 6 章、1972年生.慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学、現在,静岡大学人文社会科学部教授。〔主要業績〕『現代アメリカの司法と憲法』(尚学社,2013年/共編著),『表現の自由Ⅰ』(尚学社,2011年/共著)
櫻庭 総(さくらば・おさむ) 7 章・第 8 章、1980年生.九州大学大学院法学府博士後期課程修了/博士(法学)、現在,山口大学経済学部准教授。〔主要業績〕『ドイツにおける民衆扇動罪と過去の克服』(福村出版,2012年),『歴史に学ぶ刑事訴訟法』(法律文化社,2013年/共著)

金 尚均(キム・サンギュン)*編者 9 章・第10章、1967年生.立命館大学大学院法学研究科博士後期課程中退、現在,龍谷大学大学院法務研究科教授。〔主要業績〕『ドラッグの刑事規制』(日本評論社,2009年),『危険社会と刑法』(成文堂,2001年)