Tuesday, October 18, 2011

宮台真司・飯田哲也『原発社会からの離脱』

宮台真司・飯田哲也『原発社会からの離脱』(講談社現代新書、2011年)

http://www.isep.or.jp/koudan110617.html

6月に出た本ですが、最近入手して読みました。

ネット上で見ると大変好評の本のようです。

http://www.akihiro-ohta.com/2011/07/post-1477.html

http://mayuharu21.at.webry.info/201108/article_10.html

http://gatemouth8.blog87.fc2.com/blog-entry-105.html

http://d.hatena.ne.jp/state0610/20110619/p1

帯に印刷されている「これからのエネルギーとこれからの政治を語ろう」という言葉の通り、原発をやめられない社会を変えて、脱原発を実現していく具体的な方策が提言されています。エネルギーに関する、飯田氏の提言は、今では良く知られている通りです。

民主党が政権成立の際に、宮台氏が民主党の福山とかいう代議士と2人でつくった本に「革命だ!」と書いて興奮していましたが、そんなことはすっかり忘れてしまったようです。今度は「エネルギー革命だ!」と叫ぶのでしょうか。

本書は要するに「脱原発ビジネス」の本です。悪い意味で言っているのではありません。原発に代わる政治経済を実現するためには、代替エネルギーの提言が重要であることはもちろんであり、そのための脱原発ビジネスが必要になります。各地でみんなが飯田氏の発想に学んで、自然エネルギーを、町づくり、共同体自治につなげて展開していくことが必要です。同時に生活スタイルの見直しも徹底する必要がありますが。