小出裕章・矢カ崎克馬『3・11原発事故を語る』(本の泉社、2011年)
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私が編集委員に加わっている雑誌『日本の科学 者』10月号に広告がのっていました。これまで知りませんでした(汗)。
<国はいま、全国で国民が心配している、汚染された物質を吸い込んだり食べたり飲んだりする肝心の「内部被曝」を説明せず、一〇年後、二〇年後に現れるかもしれない晩発性障害の危険性には触れようとしない。だから私たちは、政府が忠実に基にしている「ICRP」基準にも「内部被曝」が無視されている、
という強い疑いをもっている。
もちろん、内部被曝、低線量放射能が「人」に与える影響については、国際
的にも、国内的にもいろいろな説があることを知っている。しかし、だからよく分からない、と無視して「安心」するのか。「限りなく被曝ゼロをめざし、最大限の注意をして、不条理な被曝は可能な限り避ける」のか。私たちは、次の世に放射能汚染環境を残さないためにも、汚染をゼロに近づけるべく、考え、行動すべきだと思う。そのために、この冊子を役立てて欲しい。>
まともな科学者の判断は、まともな市民の普通の感覚に合致するのです。科学はとっぴなことを主張するためにあるのではないからです。