Thursday, August 09, 2018

人種差別撤廃委員会、日本報告書審査に向けて


8月9日は小雨で、過ごしやすい気温だった。8日まではかなり暑かったが。9日午後は人種差別撤廃委員会でボスニア・ヘルツェゴヴィナ政府報告書の審査だった。最初に政府のプレゼンテーション、続いて担当のシェパード委員(ジャマイカ)が総括的な分析を行った。あとは各委員の質問や所見。クート委員(トルコ)、洪恵子委員(日本、南山大学教授)、マクドーガル委員(アメリカ、元国連人権理事会マイノリティ問題独立専門家)、アフトノモフ委員(ロシア)、カリザイ委員(グアテマラ)等。

委員は18人。条約締結国政府による選挙で欧州、アフリカ、アジアなど地域別で選ばれる。任期は4年だが、2年ごとに半数改選。現在の委員は、2020年までの委員と、新任の2022年までの委員がいる。その中に洪委員、鄭鎮星委員(韓国、元人権理事会諮問委員会委員)、リタ・イザク-ンデイエ委員(ハンガリー、元国連人権理事会マイノリティ問題独立専門家)。

第96会期の審査対象は、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、中国、キューバ、日本、ラトヴィア、モーリシャス、モンテネグロ。日本は16日午後と17日午前。午後は3時~6時、午前は10時~1時で、合計6時間の審査である。日本は今回が4回目だ。2001年、2010年、2014年と、これまですべて傍聴してきた。2001年の時にジュネーヴで協力したNGOは、同年8~9月のダーバン会議でも一緒に活動し、そこから人種差別撤廃NGOネットワークに発展した。今回も人種差別撤廃NGOネットワークは、政府報告書とは別にNGO報告書を提出した。来週は、NGOネットワークの仲間達がたくさんジュネーヴ、パレ・ウイルソン(国連人権高等弁務官事務所)に集結する。