Monday, July 04, 2016

ヘイト・スピーチ研究文献(57)川崎ヘイトデモ事件から

西村光子「ヘイトスピーチ解消法成立を第一歩として根絶に向けた闘いを」『テオリア』46号(2016年)

5月24日に成立した解消法の意義と、5月末から6月5日に至る川崎ヘイトデモ事件の経過を追いながら、地域からヘイトデモを阻止する思想と運動の現状を報告する。解消法には大きな限界もあるが、人種差別撤廃条約とともに活用すれば、ヘイトスピーチ根絶に向けた大きな一歩となるとし、当事者と市民が心と力を合わせることを説く。