Wednesday, December 28, 2016

ヘイト・スピーチ研究文献(81)ヘイトを止めた川崎から

三浦知人「ヘイトスピーチ解消法成立――国が民族差別の存在を初めて認める」『アリラン通信』57号(2016年)

「ヘイトスピーチを私たちの街づくりに対する挑戦ととらえ、名前をさらして人権被害を訴えるコリアンルーツ市民につらなり、地域からヘイトスピーチを闘う活動を推進した」青丘社事務局長による報告である。「私たちは、ヘイトスピーチは差別意識を拡散し、人権被害をふりまく行為であり、未然に防止するシステム、根絶する社会環境を早期に実現する必要があると訴えてきた。二重三重の防止施策を作り上げていく作業はこれからである。」と述べる。