Saturday, October 08, 2011

恩田勝亘『原発に子孫の命は売れない』

恩田勝亘『新装版 原発に子孫の命は売れない』(七つ森書館、2011年)



出版社のサイトでは見つかりませんでした。アマゾンでは


http://www.amazon.co.jp/%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%81%AB%E5%AD%90%E5%AD%AB%E3%81%AE%E5%91%BD%E3%81%AF%E5%A3%B2%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E2%80%95%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%81%8C%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%83%95%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%9E%E6%B5%AA%E6%B1%9F%E7%94%BA-%E6%81%A9%E7%94%B0-%E5%8B%9D%E4%BA%98/dp/4822811395/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1317969510&sr=1-1



著者:恩田 勝亘
1943
年島根県生まれ。法政大学卒。ジャーナリスト。1966年から70年まで週刊誌、月刊誌のフリーライター。71年より2007年まで講談社『週刊現代』記者として、国内外の政治・経済・社会問題を取材・執筆。




1991年の本の新装版です。


「オラたち百姓サ馬鹿にした報いだわ。原発なんつうもん立てたらハア、孫や子どもの命サどうなっつまうか。」


「カネは一代、放射能は末代。孫たちにおじいちゃんが土地を売ったばかりに、と言われたくねえ。オラたちに土地を売る権利はあっても、子や孫の健康を売る権利はねえんだ」



福島の浪江町にはなぜ原発がないのか。東電の必死の工作にもかかわらず、土地を売らずに抵抗した町民・農民がいたからです。中心となった舛倉隆の闘いを中心に描いた本書は、東電が原発推進工作のために何をするのか、それによって自治体がいかに分裂させられ、人々が無意味に対立させられていくのか、それでも闘いぬいたのはなぜなのか、闘いのための学習、連帯、必死の思いを知らせてくれます。舛倉隆さんと高木仁三郎さんの対談もあります。「はしがき」11頁分は最近書かれたものです。