Thursday, August 21, 2014

人種差別撤廃委員会・日本政府報告書審査(7)NGO記者会見


CERDの日本政府審査終了直後、日本関連NGOは、現地記者に記者会見を行った。審査を傍聴した20名以上のNGOメンバーが一堂に会し、その中から、ヘイト・スピーチ、朝鮮学校、アイヌ民族、琉球民族、部落に関して、代表がCERD審査を傍聴しての感想を述べた。外国人人権連絡会、在日本朝鮮人人権協会、民団、北海道アイヌ協会、部落解放同盟など。
有田芳生(参議院議員)は、CERD委員がヘイト・スピーチは表現の自由ではなく、暴力の問題であることを強く指摘したことを受けて、国会での議論でも必ず表現の自由と言われるが、差別と暴力の問題であることを再確認できたこと、自民党にプロジェクト組織ができると聞いているし、ヘイト・スピーチ議員連盟もできているので、協議しながら立法について検討を進めていきたいと語った。
糸数慶子(参議院議員)は、日本政府は琉球民族を先住民族と認めず、日本国民と平等と言いながら、基地問題のように実際には全く平等ではないと強調するとともに、今後も国内で日本政府に対するだけでなく、国際社会に訴え、国際連帯の中で物事を考えていきたいと語った。

8月21日夜、コルナヴァン駅前のビヤホールで打ち上げ。日本政府報告書審査