Sunday, November 29, 2020

ヘイト・スピーチ法研究(156)

奈須祐治「【資料】オーストラリアのヘイト・スピーチ関連法令」『西南学院大学法学論集』52巻1号(2019年)

http://repository.seinan-gu.ac.jp/handle/123456789/1780

奈須はアメリカ、カナダ、イギリスのヘイト・スピーチ法を非常に詳細に研究してきた研究者であり、著書に『ヘイト・スピーチ法の比較研究』(信用山社、2019年)がある。

本書の書評として、前田朗「ヘイト・スピーチの本格的比較法研究」『部落解放』775号(2019年)。

「本稿は,オーストラリアの連邦及び各州のヘイト・スピーチ関連法令の条文を翻訳するものである。すべての規定を網羅するものではなく,核となる重要なものを選別して翻訳した。」

以下の法令の関連条文が翻訳されている。

 

オーストラリア連邦、1975年人種差別法、1995年刑法

 

タスマニア州、1998年反差別法

ニューサウスウェールズ州、1977年反差別法、1900年犯罪法、1999年犯罪(量刑手続)法

クイーンズランド州、1991年反差別法、1999年犯罪(量刑手続)法

オーストラリア首都特別地域、1991年差別法、2002年刑法

西オーストラリア州、刑法

南オーストラリア州、1936年民事責任法、1996年人種誹謗法

ビクトリア州、2001年人種的、宗教的寛容法