Tuesday, March 11, 2014
フクシマを国連に報告(2)
3月11日、国連人権理事会は、「人権と環境特別報告者の報告書」をめぐって審議した。そこで、NGOの国際人権活動日本委員会(JWCHR、前田朗)は、フクシマの状況を報告した。3.11だったので、冒頭に3周年と強調した。そういえば、2011年3月12日から連日のように、どの政府も「日本における地震と津波の被害者に哀悼の意を・・・」と演説してくれた。そこで、別に日本人を代表するわけではないが、11年3月15日に発言した際に、冒頭に地震・原発のことに触れて、みなさんありがとうございます、と言ったのを思い出した。今回は、「人権と環境特別報告者の報告書」が出たので、それに合わせてフクシマのことを報告した。
<特別報告者の報告書を歓迎する。今日は東日本大震災から3年目である。昨年9月11日、神奈川にいる被災者、福島からの避難者が、原発被害を訴えて横浜地裁に提訴した。事故から3年になるが、多くの人々が国内避難民状態であり、故郷に帰れない。政府と東電は金もうけしか考えていない。2012~13年、市民による原発民衆法廷は福島、広島、大阪、東京などで公判を開き、13年7月21日に判決を出した。判決は、原発事故災害と人権に関する国連特別報告者を設置するように提案した。日本政府は避難者を汚染地域に帰らせようとしている。被災者の人権(生命権、健康権、子どもの権利)が侵害されている。海洋汚染が続いているが、政府は無策である。特別報告者はフクシマの状況を調査してほしい。>
直後にやはりNGOのヒューマン・ライツ・ナウ(元百合子)がフクシマの被災者の権利が侵害されていることを訴えた。偶然2つ並んで、良かった。