Monday, March 03, 2014

国連人権理事会25会期始まる

3月3日、ジュネーヴの国連欧州本部で人権理事会25会期が始まった。初日は開会のセレモニーとハイレベル・セグメントHLSだ。バン・キムン事務総長、ナヴィ・ピレイ人権高等弁務官などが勢ぞろいして開会。                                                                                           HLSでは、チュニジア大統領、コロンビア副大統領、コロアチア副首相、ロシア外務大臣、アルゼンチン外務大臣、リヒテンシュタイン外務大臣、ブルキナファソ外務大臣、パラグアイ外務大臣、イラク人権大臣、ナミビア外務大臣、ギリシア外務大臣、エリトリア外務大臣、スロヴァキア外務大臣、イェメン人権大臣、トルコ外務大臣、グアテマラ外務大臣菜緒の演説が続いた。                                                                                       開会の少し後に会場は凄い混雑状態になった。700は入る会場に200以上の立ち見状態。かつて、コフィ・アナンの退任演説の時はもっとすごかったが、近年では、クリントン米国務長官演説以来の混みようだった。テレビカメラが多数入って、取材班が早足で歩きまわり、携帯電話かけまくって、騒然としている。何かと思ったら、ロシア外務大臣演説目当てだ。プーチンがウクライナへの介入の姿勢を見せているため、何か言うだろうとメディアが押しかけてきた。同時通訳のイヤホンを確保できなかったので、ロシア語の演説さっぱりわからないが、大臣演説が終わると、取材班がやや肩を落として出て行った。期待したような演説ではなかったのだろう。その後は少し静かになった。                                                                                                         国連欧州本部正門前ではスリランカのタミル人が20人ほど、ジェノサイドを非難する宣伝行動をしていた。被害を訴える大きな写真パネルを40枚くらい並べていた。内戦時代の写真もあるが、最近もタミル人に対する襲撃が絶えないと訴えていた。