Sunday, August 06, 2017

レマン湖花火散歩

昨夜はジュネーヴ祭り初日で、レマン湖花火だった。
昼間はかなり陽差しが強く、温かな一日だった。さいわい湿度は高くないので木陰は過ごしやすいが、日の当たる場所は結構暑かった。
花火は9時過ぎかなと思い、のんびり出かけた。コルナバン駅に出て、駅前通りをモンブラン橋に降りていく。意外に人が少ないので、日付を間違えたかと思ったが、思い出した。夜9時といってもまだ明るい。花火は10時くらいからだ。モンブラン橋から左手に折れて、レマン湖畔を歩く。祭りのためゴンドラやメリーゴーランドや出店が並んでいる。カップルや家族連れがにぎやかだ。
路上で愉快な4人組がパフォーマンスをしていた。ダンス、ヒップホップ、そしてコントだ。お喋りあり、パントマイムあり、組体操あり。子どもたちには大いに受けていた。
10時15分に花火が始まった。牡丹、コスモス、しだれ柳、土星、ハートマークなど定番の花火だ。隅田川や昭和記念公園とは比較にならない小規模の花火だが、レマン湖上にあがるし、最前列にいっても人込みはそうひどくない。破裂音はすぐそこで鳴るし、花火は真上に上がる。迫力満点だ。尺玉はなかったと思うが、たぶん5号くらいを連続打ち上げ、同時打ち上げでうまく見せていた。フィナーレの乱れ打ちは豪快だった。
レマン湖花火は例年、音楽と併せて花火を打ち上げる。昨夜もさまざまなポップミュージックだった。知っている曲は、サウンド・オブ・サイレンスや悲しき雨音。花火なのに、悲しき雨音はないよな、と思いつつ。他は知らない曲だった。
ずっと見上げていたので首がつかれた。
吉田拓郎の「夏休み」を口ずさみながら帰路についた。
「絵日記つけてた夏休み、花火を買ってた夏休み」