『井上ひさし研究』創刊特大号(井上ひさし研究会、2026年)が刊行された。
「特集:井上ひさしと戦争」。
成田龍一「『戦争経験』の継承」
鵜山仁「『父と暮らせば』この三十年」
松田直樹「井上ひさしさんへの詫び状」
金ヨンロン「歴史の修復可能性」
井上恒「年表:井上ひさし作品世界における昭和」
二〇二五年吉里吉里忌:対談 物語を書き続けて/赤川次郎・山口昭男
島村輝「井上ひさしと井上修吉」
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成田龍一(歴史家、日本女子大学名誉教授)の論稿「『戦争経験』の継承――井上ひさしにおける戦争像の『戦後』と『「戦後」後』」は、井上ひさしの「昭和庶民伝3部作」と「東京裁判3部作」に代表される「戦争・戦後劇」における戦争経験の継承の変容を追跡する。
鵜山仁(演出家)は、広島原爆投下を素材とした演劇『父と暮らせば』を演出してきた30年の折々の文章を収める。
松田直樹(山形新聞記者)の「井上ひさしさんへの詫び状」は、地元川西町を担当した記者時代の数々の思い出を紹介する。
金ヨンロン(文学研究者、大妻女子大学准教授)の論稿「歴史の修復可能性――井上ひさし『黄色い鼠』を手掛かりに」は、オーストラリアを舞台とした井上作品における「戦争」――日本による侵略、それに先立つ先住民族に対する侵略――をていねいに分析する。
山口昭男(元岩波書店社長)と赤川次郎(作家)の対談は、2025年の吉里吉里忌に行われた。赤川次郎の作家人生を振り返りつつ、「戦後80年」の課題に迫ろうとする。
いずれも楽しく、興味深い珠玉の文章が収められている。
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川西町フレンドリープラザ
https://www.kawanishi-fplaza.com/
遅筆堂文庫
https://www.kawanishi-fplaza.com/book/guide_book/chihitsudo.html
井上ひさし研究会
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