Saturday, February 23, 2019

なんちゃって景気


報道によると、「戦後最長の好景気の名称が決まっていない」という。「戦後最長の好景気」というのは単なる嘘だが。

かつては朝鮮特需の神武景気、岩戸景気、いざなぎ景気などの名称があった。バブル景気の後は、「失われた10年」「失われた20年」と呼ばれてきた。安倍政権としてはアベノミクスの成果を主張して、「アベノミクス景気」としたかったのだろう。だが、消費者の生活実感が伴わないため、「好景気」に疑問が示されてきた。

おまけに「統計偽装問題」が噴出した。好景気どころか、マイナスだった疑いすら指摘されている。「アベコべノミクス景気」だ。マッド・アマノのパロディでは「安倍のみクズ」というのだそうだ。

かつて経済競争力は世界2位といわれたが、いまや25位に転落している。人口が減り始め、少子高齢化どころか「無子高齢化」という著書が出版される現状だ。政治は腐敗の極地、官僚は無能で、安倍に忖度し、国家の私物化を推進している。日本経済を支えてきた東芝、三菱、神戸製鋼をはじめ偽装の連続。

「戦後最長の好景気の名称が決まっていない」などという記事を書くニセ・ジャーナリストが徘徊する偽装国家の行方が心配だ。