Tuesday, January 18, 2022

1.23 ウトロ放火事件緊急糾弾集会

ウトロで何が起きたのか!レイシストが奪おうとしたものは何か!

 

★ 日時:123日(日)16時開始(開場 1545分)

★ 場所:新宿区大久保区民センター 集会室A(新宿区新大久保2-12-7

★ 講師:「京都府・京都市に有効なヘイトスピーチ対策の推進を求める会」事務局長  さとう大さん

★ コメンテーター:東京造形大学名誉教授 前田朗さん

★ 資料代 1000

 

・呼びかけ:ウトロ放火事件糾弾緊急集会実行委員会  連絡先:070-6550-0917(三木)

・賛同:差別・排外主義に反対する連絡会

 

2021830日午後4時 京都府宇治市ウトロ地区で火災が発生しウトロの歴史を語る様々な看板などが保管されていた倉庫を含む建物5棟が全焼、住宅2棟が半焼しました。人的被害は発生しませんでしたが、高齢者やこどもなどの命が奪われかねない火災でした。建物が密集し、生活インフラがぜい弱で、プロパンガスが使われているウトロ地区の火災だけに被害がさらに大きく拡大する可能性もありました。

 当初は失火の可能性も高いとされていた火災は、レイシストによる放火でした。126日に奈良県桜井市高田の有本匠吾容疑者が非現住建造物等放火の容疑で京都府警が逮捕し火災の原因は放火である疑いが強いと発表したのです。有本容疑者は726日午後7時頃名古屋市中村区の韓国民団本部に放火した疑いで11月に器物損壊の疑いで起訴されている人物です。他の施設にも同様の放火をしたことを示唆しているという報道もあります。有本容疑者は在日コリアンコミュニティに狙いを定め短期間に放火を繰り返していたのです。

 それだけではありません。1219日には東大阪市韓国民団枚岡支部事務所に長さ20センチのハンマーが何者かによって投げ込まれ窓硝子が割られているのが発見されました。在日コリアンをターゲットとした凶行が続いています。今も容疑者の放ったヘイトの炎は日本社会の中でめらめらと燃え続けています。

 200912月京都朝鮮第一初級学校の生徒と教職員が授業中にレイシストの襲撃を受けた忌まわしい事件から12年経過してもなお日本社会はヘイトクライムと対峙できていません。日本政府も地方自治体も今回の放火事件の容疑者逮捕に関し何もメッセージを発していないのです。ヘイトクライムを禁止する法律もありません。在日コリアンコミュニティに対する日本版ポグロム(ポグロム=ユダヤ人殺戮)は関東大震災時の数千名と推定される朝鮮人・中国人等の虐殺から今に至るまで無反省に繰り返されているのです。

 ウトロで何が起きたのか、私たちは何をしたらいいのか考える機会を東京でも持たなければならないという強い気持ちから今回の緊急集会を企画しました。

 私たちは緊急集会実行委員会を作り、京都から「京都府・京都市に有効なヘイトスピーチ対策の推進を求める会」事務局長のさとう大さんをお招きします。コメンテーターをヘイトクライム研究の第一人者である前田朗さんにお願いしました。厳しい環境の下での開催となりますが、是非関心を寄せていただいて会場まで足をお運びください。あたらしい出会いと議論の場を作りましょう。