ダーバン+20:反レイシズムはあたりまえキャンペーンシンポジウム
「みんな違って、みんないい」に違和感あり!―「ダイバーシティ」でホントにいいの?
◆日時: 2月19日(土)12:30-15:00
◆場所: オンライン(Zoomウェビナー)
◆参加費: 無料
◆参加申し込み:
https://docs.google.com/forms/d/1SSXVyUOimh0ynEdvEYkGJZxg1dIIyOg3FUZlQL7rtL8/edit」
※参加を申し込んだ方には前日に主催者から視聴用のZoomリンクをお送りします。
※当日参加できなかった場合も、後日、期間限定で視聴可能です(参加申込者に限る)。
◆主催: ダーバン+20:反レイシズムはあたりまえキャンペーン
◆協力: 市民外交センター、人種差別撤廃NGOネットワーク(ERDネット)、Peace
Philosophy Centre、ヒューライツ大阪
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◆プログラム
第1部 ダイバーシティへの異議
発題1 出口真紀子(上智大学)
「マジョリティの特権とは――レイシズムの観点から」
発題2 丹羽雅雄(弁護士)
「なぜ「多文化共生」ではなく「多民族・多文化共生社会」なのか」
対話:「ダイバーシティ」のどこが問題か~教育を切り口として
モデレータ:榎井縁(大阪大学)
第2部 ディスカッション「ダイバーシティ推進で何が起きているか」
モデレータ:藤岡美恵子(法政大学)
発題1:大阪市の「多文化共生」指針(藤本伸樹)
発題2:カナダの多文化主義の経験(乗松聡子)
Q&A
閉会挨拶
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「みんな違って、みんないい」――民族/文化やジェンダーや性的指向などにかかわらず誰もが尊重される社会をめざしたい、そんな気持ちをあらわす言葉です。最近では「ダイバーシティ&インクルージョン」の推進にとりくむことが企業にとって不可欠、と言われるようになっています。政府や自治体はとくに2000年代以降に「多文化共生」政策を掲げています。
これらをみると、日本社会で多様性を尊重しようと気運が高まっているように思えます。差別され、あるいは社会の中で見えない存在にさせられてきたマイノリティにとって、差別をなくし生きやすい社会にするためのきっかけとなるのではないかとの期待もあります。
しかし、ずいぶん以前からこの二つの言葉への違和感をもつ人々がいます。「みんな違って、みんないい」では差別や生きにくさを生む社会の構造を変えられないのではないか? 「多文化共生」政策ではなぜ、何世代にもわたって日本に暮らしてきた在日朝鮮人・中国人、そしてアイヌ民族、琉球民族のことには触れられないの? 現実にずっと以前から日本は「多文化」なのに、いまになって共生しましょうなんて、マジョリティのエゴでは?
「ダーバン+20:反レイシズムはあたりまえキャンペーン」は日本で反レイシズムがあたりまえになる社会を作るためには、レイシズムが継続する制度的、構造的な問題と、現在のレイシズムに連なる植民地主義を問う必要があると考えます。その視点から「ダイバーシティ」のどこが問題なのか、社会のマジョリティ側にどんな問題があるのか、そしてそれをどう乗り越えていくかを考えます。
◆ダーバン+20:反レイシズムはあたりまえキャンペーンとは:
2001年、レイシズム(人種主義)と植民地主義を世界的課題として話し合う画期的な会議がありました。南アフリカのダーバンで開かれた「人種主義、人種差別、外国人排斥および関連するあらゆる不寛容に反対する世界会議」(略称:ダーバン会議)です。ダーバン会議は人種差別がジェンダーなどの他の要因と絡み合う「複合差別」の視点や、目の前にある差別は奴隷制や植民地支配など過去の歴史と切り離せないことを示すなど貴重な成果を残しました。
そのダーバン会議から20年の2021年、その意義を再確認しながら、反レイシズムがあたりまえになる社会を日本につくるために「ダーバン+20:反レイシズムはあたりまえキャンペーン」を立ち上げました。
<共同代表>上村英明(恵泉女学園大学)
藤岡美恵子(法政大学) 前田朗(東京造形大学)
<実行委員会> 一盛真(大東文化大学) 稲葉奈々子(上智大学) 上村英明(恵泉女学園大学) 榎井縁(大阪大学) 清末愛砂(室蘭工業大学) 熊本理抄(近畿大学) 乗松聡子(『アジア太平洋ジャーナル・ジャパンフォーカス』エディター) 藤岡美恵子(法政大学) 藤本伸樹(ヒューライツ大阪) 前田朗(東京造形大学) 矢野秀喜(強制動員問題解決と過去清算のための共同行動事務局) 渡辺美奈(アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam))
(2022日年1月現在)
メール: durbanRCS@gmail.com